女性自身(9月29日・10月6日号)は、眞子さんの“気持ち”とは「小室さんと結婚したい」ということにほかならず、それを尊重するというのだから、「つまり紀子さまは今回、眞子さまと小室さんの結婚を事実上容認されたといっても過言ではないのです」(皇室担当記者)

だが、そうはいっても、2人の結婚に今もなお反対している紀子さんだから、これからも話し合いを続けながら、眞子さんに結婚を断念させることを諦めたわけではないとも女性自身は書いている。

単純な思考しかできない私は、一体どっちなんだといいたくなるが、女性自身は、そこから話をこう飛躍させるのである。

「納采の儀」を飛ばして結婚か?

「国民の多くが納得していない状況にもかかわらず小室さんと結婚したいのなら、2人でずっとアメリカで暮らしなさい――。(中略)大切な両親の思いを裏切り、日本を離れてまでも、小室さんとの愛を貫くのか――」(宮内庁関係者)。そう眞子さんに突き付けたのだというのだ。女性誌の想像力は融通無碍、広大無辺である。

週刊女性(9月29日・10月6日号)は、紀子さんの言葉「できる限り」という5文字に彼女の母親としての意地が出ていて、眞子さんはそれに「震えた」と報じている。

皇室ジャーナリストの山下晋司氏は、この言葉は「気持ちを尊重したいが、限度があるということでしょう。(中略)妃殿下も今の状況のままでの結婚は限度を超えており、容認できないということではないでしょうか」と解説している。

それでは眞子さんの結婚はダメになったのかと思えば、そうではないと週刊女性は書いている。

「宮内庁は’20年中に結婚スケジュールを発表すると設定したため、(中略)時期としては『立皇嗣の礼』と、秋篠宮さまのお誕生日である11月30日の間がベスト。(中略)金銭トラブルも一向に進展がないままなので、眞子さまは『納采の儀』を行わずに、結婚を強行されるおつもりなのだと思います」(秋篠宮家関係者)

文春は「再延期が発表される」

一方で週刊文春(9月24日号)は、紀子さんの言葉から、「結婚再延期が発表される」と行間を深読みする。

「“できる限り”とは、“できないこともあるのよ”という気持ちの裏返しなのです」(秋篠宮家関係者)

名古屋大学大学院人文学研究科の河西秀哉准教授も、眞子さんの強い結婚の意志は変わっていないが、紀子さんの反対の気持ちも強い。小室家の借金問題は進展がなく、秋篠宮が2年前にいった「多くの人に納得してもらい喜んでもらう状況」にはほど遠いから、「選択肢としてはご結婚を再度延期するほかないのではないか」と話している。

週刊誌も、どちらに転ぶかまったく分からないというのが正直なところだろう。