新型コロナウイルスをまき散らしながら不可解なパフォーマンスを繰り広げたユーチューバーが、このほど逮捕された。
ハッシュタグサインを手で持ち、その穴からこちらを見つめる男性
写真=iStock.com/Khosrork
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ノーマスクで咳をしながら感染

今どきその大口にマスクも手も被せぬまま、ゴッホゴホゴホと何度も咳込むTシャツ姿の肥満男。優美な錦帯橋(山口県岩国市)の欄干を手でなでまわし、これ見よがしに「山口(県)、サイッコー!」などと叫び、重そうな体でのしのしとアーチ型の橋を上る。下りで足を踏み外してハデに尻もちをついたのはハプニングのようで、大仰な悲鳴は本当に痛そうだ……。

7月11日、自ら「迷惑系YouTuber」を名乗る、へずまりゅうこと原田将大容疑者(29歳)が、滞在先の山口県内で窃盗容疑により逮捕された。5月に愛知県内のスーパーマーケットで、会計前の魚の切り身パックを開けて店内で食べた後、空のパックをレジに持参。その一部始終を撮って投稿された動画を見た店主が警察に相談、身柄を拘束したという。

冒頭は山口県内を巡回した際の動画の一場面。魚の切り身の映像と併せてみても不愉快以外の何物でもない代物だが、なんと原田容疑者本人が新型コロナに感染していたことが判明。県内で発生した感染者3人のうち2人が原田容疑者との接触が原因だったのでは、といわれる。村岡嗣政山口県知事の「何てことをしてくれる、という思い」はあまりに当然すぎる。