日比谷映画街の朝8時25分、ほうきと緑色のちりとりを持った数名の男女が現れ、掃除を始める。辺りに目をやると、同じ色のほうきとちりとりを手にした人たちが出没し、なかには数寄屋橋公園や有楽町マリオンの前まで行って掃除する者もいる。

彼らは事業用不動産の売買仲介、不動産再生事業を手がけるサンフロンティア不動産の社員たちで、毎日朝礼前に周辺の清掃を行っている。晴れた日だけではない。雨の日も風の日も大雪の日も必ず30分間、街路のゴミを拾い、ちりを掃く。日比谷の本社だけでなく、銀座、新宿、神田、横浜の各事業所でも同じように近所を清掃している。

(尾関裕士=撮影)