怒りの沸点が低い妻の怒号「イクメン気取りするな」

<登場人物>結婚10年目、名前はいずれも仮名
夫:桜井亮一(36歳)会社員(サービス業)
妻:桜井梨花(34歳)会社員(サービス業)
長男:桜井翔太(9歳)小学生
次男:桜井隼太(6歳)小学生

夫の亮一さんには、2歳下の妻と9歳と6歳の息子がいます。亮一さんによれば、「妻は母性が欠落したモンスター」だということです。どんなところがモンスターなのでしょうか。

*写真はイメージです(写真=iStock.com/wernerimages)

昨年末のある夜、亮一さんの家族は4人で漫才番組を観賞していました。家族みんなで大笑いし、なごやかな楽しい時間でした。ところが、長男が「オレも絶対、吉本入るわ~!」と叫んで、次男と2人でお笑い芸人のネタの真似事をはじめたところ、妻が突然、こう言ってキレたといいます。

「うるさい! 静かにしろ!!」

まだ10歳にも満たない子供です。お笑い芸人の真似事もするでしょう。また大言壮語も吐くでしょう。何がカンに障ったのか。亮一さんは戸惑いながら、こう声をかけました。

「ちょっと調子に乗って言っただけじゃないかな」

それはまさに「火に油」。妻はテーブルの上のグラスや料理の皿を、次々と亮一さんに投げつけながら、怒鳴りだしたといいます。

▼平社員の夫、課長の妻「肩書格差」は家庭内の力関係にも

亮一さん夫婦は共働きです。2人とも正社員ですが、妻の肩書は「課長」で、平社員の亮一さんより収入も多いそうです。その代わりなのでしょうか。平日、亮一さんは食事の用意や学童の送迎、そして妻が帰ってくるまで子供の世話をしています。

ただ、こうしたことが妻には「イクメン気取りをしている」とかえって不評だったようです。「悪ふざけをする子の味方をしている」として、烈火のごとく怒りだしました。

「あんたは当たり前のことをしているだけ! 調子に乗らないでよ!! 今日の料理だって味が濃いし、肉も固いじゃない」

さらに妻はこう続けました。

「隼太(次男)ばっかりかわいがって、翔太(長男)をほとんどかまわないのはどういうことなの!」

亮一さんは2人の息子を分け隔てなく愛し、育てています。どちらかだけに愛情を注ぐということはしていない、と話します。でも、妻には長男に厳しく、次男に甘いと映っていたようです。