衆議院選挙がはじまった。

小池百合子東京都知事を都知事選挙までは応援してきた私であるが、都知事就任以来、首を傾げるようなことばかりが都政では巻き起こってきた。豊洲移転の問題然り、オリンピックの問題然りだ。将来に禍根を遺すようなことばかりが起きており、非常に残念な気持ちである。

そんな失政ばかりの小池都政にあって、いよいよ喫煙者を絶滅させようという大きな流れが、始まった。

喫煙者が「タバコばかりなぜ悪者にされるのだ」と訴えても、禁煙ファシストは「迷惑なものは迷惑だから」ということで片付けてきた。タバコの悪い面のみを研究するグループに対し、多額の資金が投入され、「タバコはこんなにも有害」「なんとなくタバコは社会悪」というイメージが醸成されている。

タバコを吸うメリットについて、言いたいことはたくさんある。

けれども問題の本質は、タバコがどの程度、社会に迷惑なのかという議論の不在である。迷惑をかけているという意味では、自動車の排気ガス、自動車による事故、飲酒者によるDV、飲酒者による性犯罪などを天秤にかけなくては不公平ではないのだろうか。

タバコより危険なものが社会に溢れていることに生きていて気づけないとすればどうかしているのではないか。

そんなアンフェアな政策を推し進めておいて、それを手柄だといい募るのが、小池都政なのだ。今回は、小池都政とその選挙戦について論述していきたい。