仕事にアイデアを活かしたい、と思っている人は多いかと思います。なかには仕事にアイデアを活かさなければ、いい結果を出すことができない、と感じている人もいるでしょう。そのため、アイデア専用のノートを使っている人も結構いるかと思います。ただ、お気に入りのノートを使っていても、うまくアイデアを練ることができない、と感じている人は、意外と多いのではないでしょうか。
今回は、アイデアを練る・整理するのに最適なノートを紹介します。アイデアを仕事に活かすことでいい結果・効率化が期待でき、ひいては長時間労働解消にもつながるかと思いますので、ぜひ参考にしてみてください。
仕事用ノートを加筆し、アイデアの下地をつくる
「アイデアを練り、まとめるのは時間がかかる」と思っている人は多いかと思います。実際、できる人でも多忙なときは、アイデア出しする時間すらとれない人は少なくありません。また、アイデア出しするのも苦手、という人も結構います。
このようにアイデアを練り、まとめる以前の問題を抱えている人はグッとハードルを下げるために、まずスキマ時間でアイデア出しをしてみるといいでしょう。取引先へ向かう電車のなかや、仕事が一段落したときの数分でもかまいません。思いついたアイデアを自分がわかる範囲で省略してメモ帳に書いてみるのです。ほんの少しでも、単語レベルでもかまいません。こうすることで、1日に何度も無理なくアイデア出しの時間をつくることができます。
こんなものアイデアの欠片にすぎない、と思う人も多いかと思いますが、これらのメモも、いくつか集まればアイデアへと発展させることができます。なお、スキマ時間でのアイデア出しに向いているメモ帳は、携帯に便利なポケットサイズの、無地で、ページを上に捲っていくダブルリングのものです。これなら立ったままでも片手で持ってメモしやすいため、移動中の電車のなかでもメモすることができます。常に胸ポケットに入れておくといいでしょう。
アイデア出しがうまくいかない場合は、仕事用ノートを加筆し、アイデアの下地をつくってみるのも手です。打ち合わせなどでノートにメモした内容を基に加筆していく方法なので、アイデアにつながるヒントがメモしていきやすいかと思います。
お薦めなのは、アメリカの名門、コーネル大学で開発されたノートシステムを採用した「コーネルメソッド CM B5リングノート(ブラック罫)」(学研ステイフル、販売価格は税別320円)です。メモした内容を整理しやくするため、3つのエリアに分かれています。
使い方としては、まず方眼罫のノート・エリア(1)に打ち合わせ時など、仕事での必要に応じてメモします。次にキーワード・エリア(2)に重要なキーワード、疑問点、改善点、注意点など、アイデアの下地となるメモをします。最後にサマリー・エリア(3)にノート・エリア(1)の要約をメモして完成です。
こうしておけばメモした内容の理解度が深まり、時間が経ってから見直しても、キーワード、要点がすぐにわかります。このノートを元に、ほかのノートでアイデアを練り、整理していけば、アイデアがまとめやすくなるかと思います。