母の教え「人の倍は働け」が
永守重信イズム「できるまでやる」を生んだ

<strong>永守重信●日本電産社長</strong><br>1944年、京都府生まれ。67年職業訓練大学校電気科卒業。73年日本電産を設立。88年大証2部に上場、98年東証1部上場、2001年ニューヨーク証券取引所に上場。同社を一代で精密モーター大手に育て上げた。これまでに27件のM&A(合併・買収)を行い、そのすべてで黒字化を達成。企業再建の手腕にも注目が集まっている。
永守重信●日本電産社長
1944年、京都府生まれ。67年職業訓練大学校電気科卒業。73年日本電産を設立。88年大証2部に上場、98年東証1部上場、2001年ニューヨーク証券取引所に上場。同社を一代で精密モーター大手に育て上げた。これまでに27件のM&A(合併・買収)を行い、そのすべてで黒字化を達成。企業再建の手腕にも注目が集まっている。

とにかくユニークな経営者だ。永守重信さんは会社を興し、育て、企業を買収しながら「永守イズム」を広げている。原動力は、類をみない「執念力」だ。

日本電産が定める「三大精神」をみてみよう。第一に「情熱・熱意・執念」、次いで「知的ハードワーキング」、そして「すぐやる、必ずやる、出来るまでやる」とある。何とも激烈な経営哲学だ。