ゼネコンや設計事務所が抱える課題の解決を多面的にサポートする住金システム建築。低コスト・短工期で高い品質を実現する、製造、施工、サービス提供の秘訣を探った。

工場、店舗、福祉施設など6階建てまで対応可能

間口50mの大スパンの物流倉庫の内部。住金システム建築は、数百平方メートル程度の小規模の案件から数万平方メートルの超大型案件まで対応が可能だ。

近年、建築業界では人手不足が大きな課題となっている。とりわけ深刻なのが、型枠工、鉄筋工といった専門職やゼネコンにおける管理者の不足だ。そうした状況のなかで、部材の標準化や設計・施工のシステム化により、人手を最小限に抑えながら高品質の建築物を実現するシステム建築が注目を集めている。

通常の工法の場合、ゼネコンは施主から工事を請け負うと、数十という専門業者へ鉄筋、型枠、鉄骨などの工事を個別に発注することになる。一方、システム建築であれば、例えば躯体一式を一つのユニットとして発注することが可能。発注の手間も軽減され、発注漏れも予防できる。業務の流れがスムーズになり、コスト削減や工期の短縮も期待できるというわけである。

このシステム建築の分野において、多彩な商品群で受注を伸ばしているのが住金システム建築だ。工場・倉庫・店舗向けの平屋専用規格型システム建築「ティオ」では、標準的な倉庫で在来工法に比べて約25%のコスト削減に成功。自由設計型の「トレオ」は平屋・2階建てに対応し、中低層(3~6階建て)向けの「ラフィット」は、住居、事務所、学校、福祉施設などに幅広く活用可能だ。こうして需要の多いゾーンをフルカバーし、広範なニーズに応えている。

米国では、いまや低層鉄骨造の建物はシステム建築が主流。日本でも認知度が向上し、物件の大型化対応・中層化対応が求められるなか、複数階の物件を多数手がけていることも同社のアドバンテージになっている。

基礎工事も含む幅広いサービスを提供

住金システム建築では、鉄骨や屋根、外装などの上屋部分に加え、建築の土台となる基礎部分の工事を全商品で提供している。通常、基礎工事には型枠工や鉄筋工の手が必要だが、モジュール化の進んだ同社の工事ではそうした専門職が不要なのも利点だ。施工範囲の広さによって、まさに発注側の手間とコストを減らし、工期の短縮を実現しているのである。


住金システム建築では、すべての商品で基礎工事を含めて対応することができる。熟練工でなくても施工可能なため、工期、コストの圧縮に貢献。建物の種類などに応じ、連続フーチング基礎、QFU、QFPなど多彩なタイプを用意している。