2016年3月7日(月)

いま、ふつうの人が始める投資として、なぜ「投資信託」がいいのか

PRESIDENT Online スペシャル /PRESIDENT BOOKS

ファイナンシャル・ジャーナリスト 竹川美奈子=文
「マイナス金利」のいま、銀行にただお金を預けていても、まったくふえません。「どうしたらお金がふえるのか」と悩んでいる人は多いでしょう。そうはいっても、投資は「こわい」。本稿では、そんなふつうの日本人に適した「お金のふやし方」についてご紹介していきます。

仕事や日常生活と両立できる投資とは?

いまや、誰もが長期的な視点で「投資」とつき合っていく時代です。会社員の6.6人にひとりは「企業型確定拠出年金」に加入し、将来受け取る退職金・企業年金を運用していくことになります。また、これまで自営業の人と企業年金制度のない会社員に加入が限定されてきた「個人型確定拠出年金」も、法改正によって、公務員や専業主婦を含む、国民のほぼ全員が加入できるようになる見通しです。

『臆病な人でもうまくいく投資法 お金の悩みから解放された11人の投信投資家の話』(竹川美奈子著・プレジデント社)

ただ、そうはいっても、ビジネスパーソンにとって本業は仕事です。相場の動向を追いかけたり、銘柄発掘をしたり、複雑な金融商品について調べたりする――といった方法とは一線を画し、生活の一部としてつき合っていける投資、仕事と両立できる投資をめざしたいものです。

では、どうしたらよいでしょうか。まずは次の3つを意識してみましょう。

・未来のために、無理のない範囲で、世界中の企業に自分のお金を分散する
・そして、長い目でゆったり資産を育てていく
・こうした運用をするためのツールとして、たとえば、手数料の安いインデックスファンド(※)を活用し、コツコツと積み立て投資を行なう

例えば、世界地図や地球儀を眺めながら、自分の金融資産を長期にわたって、「どこに置いておくか」という視点で考えてみます。私たちが使っているさまざまな商品やサービスは私たちの手に届くまでには、いろんな国・企業・人の力を経ています。長期的にそれらの企業が生み出す財やサービスが向上すると、それに伴ってその企業の価値も向上します。仮に私たちがそうした企業の株を持っていれば、売り上げが増加し、利益も増えていくと、会社の株価が上がったり、配当というかたちでお金がもらえたりというかたちで恩恵を享受することができるわけです。

もっとも、世界中の株を買うには莫大な資金が必要で、ひとりではとても無理です。そこで、「投資信託」という商品を活用するのが現実的です。

投資信託というのは、たくさんの投資家から集めたお金をひとつにまとめて、運用担当者がたくさんの株式や債券などに分散投資をする金融商品です。例えば、先進国株に投資をするインデックスファンドを購入すると、投信を通して、グーグルやアップル、ネスレ、ジョンソン&ジョンソンといった1300以上の会社に自分のお金が投資されます。

私たちは投資に充てる金額や費やせる時間に限りがありますが、投信というツール(道具)を使うことで、何億円もの資産を持つ富裕層でなくても、世界各国の株式や債券などにまとめて投資することができるのです。

※特定の指標に連動した動きを目指す投資信託のこと。例えば、日本株なら、TOPIX(東証株価指数)や日経平均株価に連動する投信などがある。いわば「市場全体の動き(平均値)」に投資する方法。

『臆病な人でもうまくいく投資法』(プレジデント社)
臆病な人でもうまくいく投資法

[著] 竹川 美奈子  

本書でお伝えするのは、ふつうの日本人に最も適した投資法。具体的には、投資信託を活用して、長期でじっくり資産形成に取り組む「コツコツ投資」というお金のふやし方です。

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