2016年3月13日(日)

夏川りみさんの「人に教えたくない店」

台湾公演で食べに行くときは、地元の人が行く店をリクエストします

PRESIDENT 2016年1月4日号

名須川ミサコ=構成 牧田健太郎、工藤睦子=撮影
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歌手
夏川りみさん

沖縄県石垣島出身。1999年に夏川りみとしてシングル『夕映えにゆれて』でデビュー。2001年『涙そうそう』をリリースし大ヒット。02年に紅白歌合戦に初出場。04年日本レコード大賞で最優秀歌唱賞を受賞。08年は台湾、香港、上海で公演を行い、アジアでの人気も高まる。その歌声は国を超え、老若男女を問わず魅了し続けている。09年にパーカッション奏者の玉木正昭さんと結婚。翌年には第1子となる男児を出産。
 

7年前から毎年、台湾公演をやらせていただいてます。台湾に行くと高級な店に連れて行かれることが多いんですが、「そういうのはいいから、地元の人たちが行く庶民的なところに連れてって」ってリクエストするんです。最近、気に入っているのは、一つの鍋が辛い真っ赤なスープと豚骨や鶏からとった白いスープの二つに分かれている火鍋。屋台も大好きで、みんなでシェアしながら食べ歩きしてました。

「月ぬ美しゃ」は、マスターの「わらさん(菅原重信さん)」が六本木でパブレストランをしていたときからのおつきあい。もう20年ほどになります。お店にステージがあり、毎週土曜に石垣島ナイトをやっていたんです。ビギンさんもよく来ていました。駒沢に移ったと聞いて伺ったら、八重山料理がめちゃくちゃおいしくって。特に八重山そばは石垣島よりおいしいくらい。〆には必ず食べます。ここは石垣出身の人もよく集まってくるので、一人で来ても誰かしらいて寂しくない。ここで三線の弾き語りをすることもあるし、お客さんの三線に合わせて歌うこともあります。この間は元ちとせさんと来て、二人で歌いました。

「串一」は、大切な友達を連れて行きたくなる場所。以前は山野楽器さんの裏あたりにあって、そのときにふらっと入ったのが最初。もう十数年通っています。一口で食べられる小ぶりなのがいいんですよね。串揚げ36種類、全部食べたこともあります。

私は街を歩いていて気になるお店に一人で入ったりしますが、うちの旦那さん(パーカッション奏者の玉木正昭さん)は、食事処に一人で入るのが苦手なんです。「今、どこどこでごはんを食べています」ってメールをすると、「一人で食べるなんて信じられない」って返信が来ます。だから「ここはおいしかったから今度は一緒に来ようね」って誘って行ったりしますね。

5歳になる息子がいますが、パパの影響でロックバンドのKISSにハマり、英語で歌っています。小さいときからドラムにも興味を持っていて、2歳で叩いてました。自分の思うようにできなくて泣きながら叩いたりして。今はパパと二人でセッションもします。

私が息子に、何かにつけ「早くしなさい」ってガミガミ言うと、「ママ、人には人のペースっていうのがあるんだからね」って。そうだなって逆に息子に教えられています(笑)。

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