なぜこの手帳が人気爆発なのか?
雑誌の手帳特集では、新作手帳や識者が選んだ手帳が紹介されるが、実際にプレジデント誌読者が購入しているのはどんな手帳だろう。
下記ランキングは、全国のTSUTAYAで過去1年間にプレジデント誌を購入した読者のうち、10月25日までに2016年版の手帳を購入した人の「ベスト15冊」だ。人気ビジネス書の著者による手帳がトップ3を占めた。
「発売直後にファンが購入するためです。TSUTAYAでのプレジデント読者は、男性2:女性1程度。男性の多くは毎年同じ手帳を購入するので、4位以下はビジネスマン向けの定番が並びました」(同社・安本朋幸さん)
ただし、「使い慣れた手帳に安心感はあるものの、A6のポケットサイズは減少、大きめのB6やA5サイズの市場が伸びています」(同・稲田杏子さん)とのデータも。アイデアや行動記録を書き溜めるための手帳を選ぶ人が増えている。
【1位】ビジネス手帳2016 見開き1週間バーチカル式
――ウィルPMインターナショナル監修/永岡書店/1620円/A5
▼行動科学マネジメントで目標を達成する
日本の行動科学マネジメントの第一人者、石田淳氏監修。見開き1週間バーチカル式。週の目標や目標達成のための行動、振り返りで気づいたことなどを記入していくうちに目標が明確に整理でき、成果につながる。目標達成のための「行動契約書」付き。
【2位】ビジネスと生活を100%楽しめる! 山手帳2016(茶)
――陰山英男/ダイヤモンド社/2160円/A5
▼生活、時間、目標を管理し、自信がつく
著者は長年教育の場にたずさわる、現・立命館大学教授、立命館小学校校長顧問。週間バーチカルページには、食事や睡眠時間の記入欄もあり、予定管理だけでなく、日々の生活も見直すことができる。巻末の1日1行日記には、天気や体調チェック欄も。
【3位】美崎栄一郎の「結果を出す人」のビジネス手帳2016
――美崎栄一郎/永岡書店/1620円/B6
▼ノート術の達人が作った工夫満載の手帳
2017年3月まで使える、平日・土日均等サイズの月間・週間バーチカル式。全頁方眼で書きやすく、開きやすい製本、貼ってはがせるインデックスや予定用シールが付くなど、随所に工夫が施されている。著者はノート術の著作がヒットした商品開発コンサルタント。