2015年11月11日(水)

減り続ける海外の日本人留学生! 海外経験の価値はなくなったのか

<経営者の言葉:アキュセラ・窪田 良>開眼!「朝令暮改」仕事術 第28回

PRESIDENT Online スペシャル

著者
窪田 良 くぼた・りょう
創業者・会長・社長兼CEO、医師・医学博士

窪田 良1966年生まれ。慶應義塾大学医学部卒業後、同大学院に進学。緑内障の原因遺伝子「ミオシリン」を発見する。その後、臨床医として虎の門病院や慶應病院に勤務ののち、2000年より米国ワシントン大学眼科シニアフェローおよび助教授として勤務。02年にシアトルの自宅地下室にてアキュセラを創業。現在は、慶應義塾大学医学部客員教授や全米アジア研究所 (The National Bureau of Asian Research) の理事、G1ベンチャーのアドバイザリー・ボードなども兼務する。著書として『極めるひとほどあきっぽい』がある。Twitterのアカウントは@ryokubota。 >>アキュセラ http://acucela.jp

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窪田 良=文
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海外経験は若いうちに!

最近、ジャーナリスト・竹田圭吾さんのピンチヒッターでナビゲーターを務めたJ-Wave「Jam The World」という番組で、海外勤務を望まない新入社員の割合が6割を超えて、これまででもっとも多くなったというニュースが話題になりました。

これは、海外勤務ありが条件の会社に入社した人に対するアンケートだったのか、それとも、無作為に選んだ新入社員から得られた回答の話なのか。それによって捉え方が変わってくるのですが、たしかに、海外に出ることにハードルが高いと感じる若者が増えているという話は時折耳にします。

いつも言っていることですが、私は、若い人たちには、機会を与えられたなら海外に出て、異文化、異なる価値観の人たちと交流する環境の中で、様々な挑戦をしてほしいと思っています。機会を与えられなくても、自ら異なる環境に自分を置くことは大切です。ある程度の 期間を海外で過ごせれば、カルチャーショックや価値観を変えるような 、楽しいこと、つらいこと、いろいろな経験をすることになります。

皆さんの周りにいる海外経験のある人に感想を聞くと、よくも悪くも人生に大きな影響を与える経験をしたと言うでしょう。私も自身の経験を踏まえたうえで、海外で学んだり、働いたりすることについて相談を受けた時には、一度は海外に出ることをおすすめしています。若ければ若いほど、いろいろな異文化体験から学びやすいし、経験を後の人生に生かすチャンスにも恵まれます。

私自身を例に挙げると、小学校高学年の時に米国で過ごしたことは、間違いなく人生に好影響を与えてくれました。わずか3年ほどのことでも、10〜12歳の頃の経験ですから、その時点では人生の4分の1を占めているわけです。その経験が何かしらのインパクトを与えるのはごく自然なことだと思います。

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