2015年9月4日(金)

総資産50億円以上! バトラーが見た「VIPたちの生き方」

PRESIDENT 2015年2月2日号

伊田欣司、大下明文=構成
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限られた時間をどう使い、巨万の富を手繰り寄せたのか。プライベートFPとして多くの大富豪と接してきた中桐啓貴氏が、彼らの意外な時間の使い方について語る。

【1】ホテルや別邸での朝食ミーティングがお好きです

外国人のお客様も早朝から活動されるので、「大富豪の朝は早い」は世界共通のようです。投資家の方は起きるとまずロンドン市場、ニューヨーク市場の動向をチェック。それから新聞各紙にさっと目を通し、特に予定がなければ、朝食がわりにフレッシュ・ジュースやサラダなどをお召し上がりになります。

7時頃からブレックファースト・ミーティングを始められる方も珍しくありません。予定に縛られるのが嫌いな大富豪たちは基本的にスケジュール帳は真っ白ですが、忙しいビジネス・パートナーと会いやすいのはやはり朝の時間帯。多ければ週4回もブレックファースト・ミーティングを入れることもあります。

高級ホテルのカフェやレストランを利用される方もいますが、別邸に招くことも。大富豪は自宅のほかに別邸をいくつかお持ちで、“迎賓館”を用意されている方もいます。セキュリティーの面で安心できますし、他人に見られる気づかいがありません。

ブレックファースト・ミーティングは通常は1時間以内で終了し、午前8時頃にはもう次の行動に移られています。

【2】移動中は家族、友人に電話されます

大富豪は“職住近接”が原則で、複数の会社を経営するビジネス・オーナーでも、ご自宅から車で15分以内のエリアに本社を構えています。

移動は、運転手つきの車です。目立たない上級クラスの国産車か、街でよく見るタイプの外車です。それは、通勤に電車やバスを利用しないのと同様に、犯罪やトラブルを避けるための配慮です。

大富豪は移動中の車内でよく電話をかけます。相手はご家族、ご友人などが中心で、仕事の指示などはめったにありません。ただし、大富豪の友人には有力なビジネス・パートナーも含まれるので、そういう方への食事のお誘いなどは仕事の一部ともいえます。

大富豪の人づきあいは、プライベートとビジネスの区別がありません。もともと時間の使い方にも仕事と休暇、オンとオフの意識がなく、ワーク・ライフ・バランスとは無関係です。

大富豪の電話は短時間です。長くても3分程度。ダラダラ話すことはありません。詳しい話は会ったときにと決めています。電話1本でも、要点を押さえてムダな時間をかけないのが大富豪なのです。

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