テレビのスポーツ番組やニュース番組、情報番組などで爽やかな笑顔を見せる為末大氏。彼の発する言葉には、立場を超えて誰をも深く納得させる魅力がある。なぜなのか。身近に接する経営者、学者、教育者たちの意見を聞いた。
ノーベル賞とオリンピックの共通点とは?
世界陸上の400メートルハードル競技で銅メダルを2回獲得し、引退後はテレビ出演を含め多彩な活躍をする為末大。彼の言葉には、時折はっとさせられることがある。たとえば、コメンテーターを務めるフジテレビの情報番組「とくダネ!」でのこんな発言だ。
その日、2014年のノーベル物理学賞に選ばれた赤崎勇名城大学終身教授(名古屋大学特別教授)や天野浩名大教授をはじめ、最近の日本人受賞者には名大関係者が増えているというニュース(今世紀に入ってからの受賞者11人中6人が名大関係者)を受けて、司会の小倉智昭が何気なく「為末さん、スポーツにノーベル賞はないけど?」と話題を振った。
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