部下を持つ37~43歳の女性に、職場で尊敬できる人、どうしても見下してしまう人について熱く語ってもらった。彼女たちの具体的すぎる不平不満に「自分のことかな」と感じた方は、明日から要注意だ。
≪参加した人≫
・鈴木さん……大手シンクタンクで働く才女。未婚
・田中さん……中堅の老舗出版社で働く敏腕編集者。バツイチ
・佐藤さん……某有名通信会社に勤める。最近管理職になったばかり
・渡辺さん……子持ちでもバリバリ働くお母さん。大手メーカー勤務

仕事したくない、責任はとらないが出世はしたい

【渡辺】すごくシンプルな話だけど、「仕事ができない人」は許せない。モチベーションが低いから、「上司に怒られずに、定時に帰るためにはどうすればいいだろう」ってところから、逆算して考えてるんですよね。だから、仕事を丸投げして、失敗したら全部部下の責任にしたりもするし、見えないところでは目一杯手も抜く。仕事をしにきてるはずなのに、仕事をする気がないってどうなの?

【田中】わかります。私の直属の部下は居眠りしたりするんですよ。あと、「僕はそうは思いません」とか、正面切って歯向かってきたり。上司に対して失礼じゃないですか。もっと言い方あるだろうって思っちゃう。

【渡辺】居眠りはダメだけど、歯向かうなんて気概があっていいですよ。私の部下は、私のことが怖いのか、そもそも気が弱いのか、ミスをしても隠そうとするんです。この前も「あの件どうなってるの?」って聞いたら「調整中です」って答えるから、待ってたんですよ。でも、一向に何も上がってこないから問い正したら、結局何も手を付けてないことがわかって、ドン引きです。使えない部下は本当にイヤ。

【鈴木】(笑)。私の同僚の男性は、逆にものすごく逃げ足が速いんです。「もしかしたら面倒くさい案件かもしれないな」と私が思いはじめたころには、完全にその仕事から手を引いて、遠くへ行っちゃってる。しかも、その勘が非常に鋭くて、彼が逃げた案件は大体大荒れするんです。サラリーマンとしては、それも必要な能力かもしれませんけどね。