2014年6月1日(日)

コツは音読。人気講師が選んだ英語教材

PRESIDENT 2013年8月12日号

著者
菊間 ひろみ きくま・ひろみ
オーティーシー 主任コーディネーター

菊間 ひろみ茨城大学卒、米国ペンシルベニア州立大学大学院に留学。オーティーシーでTOEICの教材開発、企業や大学でTOEICや英会話の研修を担当。

オーティーシー 主任コーディネーター 菊間ひろみ 構成=斉藤栄一郎
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「話す」「聞く」「読む」「書く」の4つの力を同時強化! オーティーシー主任コーディネーターの菊間ひろみ氏に推薦教材を聞いた。

「英会話をやりたいけれど、30代、40代になってからでは遅いのでは」と悲観する方がいらっしゃいます。確かに記憶力はだんだん低下してきますが、記憶力だけで英語が身につくわけではありません。年を重ねたからこそ有利なこともあるのです。

まず、ビジネスパーソンであれば、「ビジネスを円滑に進めるため」という学習目標がはっきりしています。また時間の大切さも痛感しているだけにその分、集中力も高まるはず。何よりもこれまで仕事で蓄積した経験・知識は、英語学習の土台として重要な役割を果たします。英語はビジネスの道具の一つだということを念頭におき、毎日10分でも15分でも勉強する習慣をつけること。そして、楽しく続けるのが一番の近道だと思います。

今、書店には英会話学習本が大量に並んでいます。センテンスだけたくさん載っている本が多く、何となくお得に見えるかもしれませんが、ちょっと待ってほしい。言い回しだけをたくさん覚えても、会話は上達しません。「はじめまして」とか「よろしくお願いします」といった意味の英文を一方的に並べても会話とはいえません。

ましてや受験のように単語やイディオムばかりを覚えるような学習方法は、結局、覚えた語彙をどういう流れの中でどう使うのかが学べないため、有効ではありません。

日本において私たちは、退勤時に同僚に「お先に失礼します」「お疲れさま」と声を掛けますよね。英語圏でも同じで、例えば金曜日に「Have a good weekend.(よい週末を)」と言われたら、「You, too.(あなたも)」と返すのが習慣です。こういった自然な流れを知らなければ、声を掛けられてもどう応えていいのかわかりません。

どんなふうに声を掛け合い、どう返すのが英語圏の常識なのか。まずはそれを知ることが大切なので、テキストは会話形式になっているものを選びたい。日本人が書いた本には不自然な表現が見られることもありますから、ネーティブが執筆もしくは監修しているものがいいと思います。

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