2014年1月4日(土)

精神科医が教える「ネット掲示板」との付き合い方

プレジデントFamily 2014年2月号

鈴木理絵=文 教える人:奥田弘美(精神科医、作家)
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受験生の母たちの駆け込み寺である“インターネット掲示板”。受験や勉強の悩みや質問、それに対する回答が集まり、盛り上がっている。その上手な使い方を息子の受験経験者である女性精神科医がアドバイス。

「たくさんの情報が集まっていて便利ですが、思わぬトラブルになることもあります」

そう語るのは、精神科医の奥田弘美先生。2男の母で、長男を中学受験させている先輩ママでもある。

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感情吹き出し系スレッド「中学受験生の母向け 叫ばせて」
中学受験でたまったイライラを吐き出す掲示板。約2カ月で150件の投稿が集まった。

受験が近づくと子供だけでなく保護者も気持ちが不安定になる。そんな強いストレスを抱えた人が集まっている場は、それが仮想の掲示板でもトラブルになることがあるという。教育系サイトとして最も有名な、「保護者のための受験と教育の情報収集サイト『inter edu(インターエデュ)』」(http://www.inter-edu.com/)の実際の書き込みを例に、奥田先生に上手な使い方を聞いた。

有効なネット掲示板の利用方法は「自分に必要な情報だけを集めること」。たとえば志望校選びのための中学校の「情報収集」や受験相談だ。学校の評判を聞いたり、「午前午後と2校受験する場合、ランチはどうしている?」などの入試時のちょっとした相談はOKだ。奥田先生の家でも、受験校選びに迷ったときなど受験の情報収集をネット掲示板でしていたという。

ただし、書き込みの中には、ネットの匿名性を利用して偽情報を流す「かく乱ママ」もいる可能性があることを心にとめておきたい。ネットで得た情報はうのみにせず、参考程度に。

もし質問を投稿するとしたら、質問文はできるだけシンプルにすることがトラブルを避けるコツだ。

「例えば、受験の間の食事について聞きたい場合は、『午前受験と午後受験の間の昼食をどうしますか? 教えてください』という程度がいいです。私はこうしようと思っている、などと思いや考えを書き込むと、それは非常識などと揚げ足をとられたりする可能性があるからです」

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