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「産む」×「働く」

産みたい女性にとって、日本企業はみんなブラックである

PRESIDENT WOMAN Online 著者プロフィール
白河 桃子 しらかわ・とうこ
少子化ジャーナリスト、作家、相模女子大客員教授

白河 桃子少子化ジャーナリスト、作家、相模女子大客員教授、経産省「女性が輝く社会の在り方研究会」委員。
東京生まれ、慶応義塾大学文学部社会学専攻卒。婚活、妊活、女子など女性たちのキーワードについて発信する。山田昌弘中央大学教授とともに「婚活」を提唱。婚活ブームを起こす。女性のライフプラン、ライフスタイル、キャリア、男女共同参画、女性活用、不妊治療、ワークライフバランス、ダイバーシティなどがテーマ。「妊活バイブル」共著者、齊藤英和氏(国立成育医療研究センター少子化危機突破タスクフォース第二期座長)とともに、東大、慶応、早稲田などに「仕事、結婚、出産、学生のためのライフプランニング講座」をボランティア出張授業。講演、テレビ出演多数。学生向け無料オンライン講座「産むX働くの授業」(http://www.youtube.com/user/goninkatsu)も。著書に『女子と就活 20代からの「就・妊・婚」講座』『妊活バイブル 晩婚・少子化時代に生きる女のライフプランニング』『婚活症候群』、最新刊『「産む」と「働く」の教科書』など。

執筆記事一覧

少子化ジャーナリスト、作家、白百合、東京女子大非常勤講師 白河桃子
この連載の一覧

不妊治療か養子しかない

「日本の養子制度について聞きたいんですが……」

あるセミナーで美人で賢い女子大生からこんな質問を受けました。なぜそんな質問をするのかと訊くと

「私はキャリア志向なんですが、キャリアを追求するなら、若いうちに産むのは無理。不妊治療か養子で子どもを持つしかないと思うんです」

えーっ!! それって誰から言われたの?

「キャリア女性の先輩から言われました」

こんな質問が出るのも無理はない。ブラック企業が話題になっていますが、働く女性の子育てと仕事の両立を取材していると、「日本の企業のほとんどが、産んで働く女性にとって、ブラック企業だったのだ!」という結論に達します。

日本企業で働くことと産み育てることは、南極と北極のように対極にあるのです。

なぜなら多くの日本企業にとって「24時間働ける、いつでも転勤可能な社員」が良い社員だからです。日本の会社、いわゆる学生の人気企業ランキング上位に入る名門企業ほど「10年は兵隊として」育成されるキャリアプランです。日本企業はメンバーシップ制と言われますが、その期間は仕事ができる、できないだけでなく、メンバーとしての「忠誠心」も試されていると言っていいかもしれません。

評価は時間あたりの生産性ではなく時間です。その期間を「修行期」として、その後が「収穫期」になるわけですが、その10年間は女性にとって、結婚、出産のためにも大切な時期。しかも出産の後ろ倒しは難しいのです。なぜなら、妊娠だけは「厳然たる期限」があるからです。結婚が遅くなれば、妊娠も遅くなる。遅くなるほど妊娠できる確率は下がっていきます。産む体を持つ女性にとって「10年の修行期」は長すぎるのです。女性はもっと早くに育成しないと間に合わない。または柔軟なキャリアプランがないといけない。

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Keywords: 妊娠出産不妊妊活
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