話し方や身振りの一致は相手の好感度を上げる

このように、外向性の高さは、他者との交流や新しいことへの挑戦によってポジティブな感情を生み出し、このポジティブなフィードバックの連鎖が目標達成への意欲を高めると考えられているのです。

また、このタイプの子どもはもともとポジティブ思考で、それが困難に直面したときのクッションの役割も果たすと言われています。

外向性は学校、ひいては職場で有利に働く可能性があります。なぜなら、外向的な人は生まれながらのリーダーとして認識されることが多いからです。社会は典型的な外向性の特徴を高く評価する傾向にあります。

なぜ外向的な人が優位な位置に立てるのか、最近の研究では、意外なのですが、その理由として、相手の身振り手振り、話し方、動作などを無意識に「まねる能力」にたけていることが挙げられています。

これは「擬態」と呼ばれ、他人により関心を向けることから生じるものと考えられています。話し方や身振りの一致は相手の好感度を上げることが知られており、人々が外向的な人にかれる理由の一つになっている可能性があります。

「ありあまるエネルギー」が時にトラブルを招く⁉

外向性の高い子どもを持つと、素晴らしいことがたくさんありますが、一方で、あまり好ましくないこともあります。外向的な子どもは常に活発に動き回る傾向があります。

ともすると、活動的な彼らの欲求は、あふれんばかりのエネルギーとなり、親は、常に子どもに何かさせておかなければならなくなります。特に、外向性が低い親は、こうした活動で疲弊してしまいます。

頭痛に苦しむ疲れた若い母親, 騒がしい子供たちに疲れ果て
写真=iStock.com/fizkes

また、外向性の高い子どもは自制心(自己制御能力)が低いケースが多いのですが、自制心が弱い上にエネルギーにあふれているため、家の中のものを壊してしまうこともあります。

私の友人の一人は、「二人目(高外向性)の子どもが生まれるまで、こんなに多くの親が朝から外出しているなんて知らなかった」とよく冗談を言っていました。

上の子(低外向性)のときは、子どもがそばにあるおもちゃで遊んだり、レゴブロックを組み立てたり、パズルをしたりしている間、コーヒーを楽しむのが朝の日課だったそうです。

しかし二番目の子どもが生まれてからは、静かでリラックスできたはずの土曜日の朝は、子どもが目を覚ましてベッドから出る瞬間からカオスと化したのです。