プレジデント編集部において、「字がもっとも綺麗な人」と「字がもっとも汚い人」は、それぞれどんな精神状態で仕事をしているのか。筆跡心理学者の根本みきこ氏、筆跡占いの高橋史氏に分析してもらった。

頑張っている自分をとにかくみんなに見てほしい

筆跡心理学はサイン文化である西洋で100年以上前に生まれました。書は人なり。字にはその筆者の人柄が表れます。本人に会ったことがなくても、字を見ただけで「ふわっとしている人」など、印象は伝わりますよね。筆跡心理学ではそれにくわえて、細かい部分から性格や行動の傾向を分析します。

字がもっとも綺麗な松本さんは、すべてのことにおいて完璧主義者。筆の置き始めの位置からは積極性、起筆のひねりには自我の強さ、ハネの強さには責任感や粘り強さが表れています。

人からの評価がとにかく気になるようです。何事においても頑張る自分が好きな修行系。そのため上司が厳しく育ててあげると伸びるはず。しかし、「自分の好きにやって」と言われると困ってしまうので、やるべきことは指示してあげたほうがいいですね。

字がもっとも綺麗な松本さんは、潜在的に、強い信念と責任感を持っており、着実に一歩ずつ成長していくはずです。型にハマりやすいタイプでもあり、決して個性的な天才肌ではありませんが、目標に向かってひとつひとつ計画を立てながら達成していく粘り強さがあります。