家事を外注できれば、仕事と家庭の両立はもっとラクに。急な子守にも対応してくれる外国人お手伝いさんなら家事と英語教育、ふたつのメリットが!?

家事の外注、プラスアルファのメリットが。グローバル教育にも役立つ外国人お手伝いさん

働く女性1000人にアンケートをした結果、90%以上の女性が「家事は外注していない」と回答。一番の理由は「料金が高い」から。さらに「家事の外注」への抵抗感の高さも見え隠れする。他人を家に入れたくないと考える女性が依然として多いのも事実だ。けれど、一度でも家事代行サービスを利用すれば、その意識は大きく変わるよう。時間だけでなく心に余裕が生まれ、仕事やプライベートが輝いてくることに気付くからだ。

それを証明するように、近年、家事代行サービスの利用者は急増。しかし、満足できるお手伝いさんに出会えればいいが、そうでない場合も。「日本人お手伝いさんにお願いしたが、サービス内容の変更が難しかった」「自分の母親ほどの年齢で、注文を付けづらい」という声も。そんな中、外国人お手伝いさんが注目を集めている。

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依頼主男女比率/チャイルドケア申込み比率/よくある利用パターン

日本人とは違い、自分と同年代の外国人相手だと、注文を付けやすいという点も受けているよう。外国人が多数在籍する「タスカジ」に外国人お手伝いさん事情を聞いた。

「日本人お手伝いさんも登録していますが、掃除に関してはハウスキーパー先進国でコミュニケーション上手、英語力の高いフィリピン人が人気。技能があれば、日本語が多少不得手なお手伝いさんでも人気で、お子さんの英語教育に役立てていらっしゃるようです」

外国人だからといって安価に利用できるわけではない。タスカジは、代行者に直接仕事を依頼できるため、依頼主には低価格を、働き手には高時給を実現している。料金設定に加え、プラスアルファの要素がある外国人お手伝いさんにお願いできることが、「家事を外注する」というハードルをグンと下げているよう。現在、外国人かどうかにかかわらず、サービス制限なく安価で家事を代行する業者はほとんどない。だが、東京・神奈川・大阪では、外国人家事代行サービスの受け入れ解禁を進めており、家事外注事情は、さらに変わっていくだろう。

●外国人お手伝いさんを利用する6つの理由
(1)既存の家事代行サービスの日本人スタッフは年配の人が多く頼みづらい。
(2)30~40代の外国人お手伝いさんが多く、頼みやすい。
(3)子どもの英語教育やグローバル教育に興味を持っている。
(4)フィリピン人お手伝いさんは掃除が得意。
(5)明るく、コミュニケーション上手。
(6)本場の外国料理を堪能できる。

外国人お手伝いさんの家事レポート

●依頼主:マリコさん(仮名)/メーカーに勤める30代女性。夫、子ども3人(5歳、2歳、9カ月)の5人家族。現在、フルタイム勤務中。
●お手伝いさん:ベイさん(国籍:フィリピン)/家事全般&子守を提供。タスカジ登録2カ月目。仕事ぶりが評価され、時給は最高ランクに。週5日、定期利用のお宅を回る。

通常は月曜と金曜の週2回、自宅のカギを渡し、留守中に掃除を依頼。基本の掃除内容は事前に打ち合わせ済み。つどお願いしたい内容は、メモにして伝える。この日は三男の急な発熱のため、依頼主のマリコさんは在宅業務に。子どもがぐずるたびに家事作業の途中に子守をお願いし、マリコさんはメールや電話で業務を遂行。

【この日のタイムスケジュール】

▼9:00-10:00
【リビング】片づけ、掃除、床の水拭き
【子守】おむつ交換後、三男を寝かしつける
【台所】洗い物、食器の片づけ、掃除、床の水拭き、ガス台の掃除

▼10:00-11:30
【子ども部屋】掃除、床の水拭き、おもちゃの片づけ、ベッドメイク
【水回り】風呂掃除、洗面所掃除、トイレ掃除
【子守】マリコさんが電話打ち合わせ中、ぐずった三男をあやす

▼11:30-12:00
【寝室】掃除、床の水拭き、シーツ交換、ベッドメイク

▼12:00
終了

タスカジは、依頼主と家事代行スタッフが直接雇用契約を結ぶため、サービス内容に制限がなく、追加費用なしにその日の都合でサービス内容を相談できる。既存の家事代行サービスにはない自由度。

●マリコさん「タスカジを利用してみて」
2人目までは夫と2人で乗り切りましたが、3人目は無理。子どもがいると手が回らない掃除をお願いすることに。仕事もていねいで家族一同大満足。担当してくださる方の自宅が近いなら交通費も安く済みます。

国際色豊かな家事代行マッチングサービス「タスカジ」(ブランニュウスタイル株式会社)
「タスカジ」は依頼主と家事代行スタッフが直接雇用契約を結ぶマッチングサイト。利用料金はユーザー評価に応じて3ランク。定期利用1500~2300円/1h、スポット利用1850~2600円/1h(税込み、交通費実費別途)。

※本誌最新号では、ワーママ1000人に聞いた「仕事と家事を両立するコツとモノ101個」を大公開! すべてを完璧にこなすなんて無理……こっそり手を抜く両立テクニックとは? 続きは「PRESIDENT WOMAN 2016年8月号」をご覧ください。