幸運は待っていないで、引き寄せるもの! 夢をかなえる引き寄せの達人4人が実践した、みるみる運がよくなる方法を特別に公開!
願いごとを手帳に書く。かなったら○をつける。それだけで幸運が巡ってくる
●ももせいづみさん(生活コラムニスト)
ももせさんは願いごと専用の手帳に、大小さまざまな願いを、何でもたくさん書くという方法で夢をかなえてきた。
「最初は小さな願いからなるべく具体的に書くのがコツ。『いいバッグが欲しい』ではなくて、色や素材、『A4の書類が入り、床に置くから底に鋲が打ってある』のようにディテールまで思い浮かべて文字にすることが大事です。この手帳の目的は、自分の中にある願望を具体的にイメージして意識し、自分はどんな望みをもった人間なのかを知ること。また、『卵焼きがうまく焼けるようになる』など、ほんの小さな願いも書いていくのがコツ。自分の生活の一コマ一コマを思い出しながら、暮らしに根差した願いをたくさん書くと『これもかなった、これも、これも』とたくさん○をつけられます。成功体験を重ねると自分は運がいいのかもしれないと思えてくる。努力や我慢の結果ではなく、あくまで『棚ぼた式』。自分は幸運だと感じるようになれば、自己肯定感が高まり、行動力が育ちます」
ももせさんは、小さな願いや、時には何年もたって大きな願いがかなうという体験を楽しみながら、長年の夢だった「フランスでアートを学ぶ」という願いもかなえてしまったのだそう。
「何のツテもない唐突な願いだったんですが、小さな願いがかなうにつれて物事が動きだし、思いがけないご縁でフランス留学が実現。幸運を信じてひとつ行動を起こすと状況は予想外に好転していくものなんです。願いごとはその時の等身大の夢を書けばいいのですが、昔の夢を見返すと、年々かなう夢のスケールが大きくなっているといううれしい発見もありますよ」
日々の生活を丁寧に送り、あとは成り行きにまかせて楽しんでいれば幸運が巡ってくるよう。
・手にしてときめく手帳を購入し、専用にする
・身近で小さな願いごとから書く。願いの大小は混ざっていてもOK
・願いのディテールまでリアルに、すでにかなったことのように書く
・時々見直し、かなったことに○をつけて幸運体質を育てる
運がいい人はいつも笑顔。人に好かれると仕事運がよくなる法則
●横山信治さん(オフィス・フォー・ユー代表取締役社長)
運は自分だけの問題ではなく、人が運んでくるもの」と言うのは、これまで多くの成功者と接してきた横山さん。仕事運を上げたいなら相手の「自己重要度」を高めることが大切なのだそう。
「例えば日なたぼっこをしていて、前に人が立って自分が陰になったらどうするか。『どいて』と言えば心象が悪くなるし、『なんだ!』と怒ったりすれば反感を持たれます。でも相手が電信柱なら自分が移動するでしょう。相手が人だから自分が動くとプライドが傷つく。人間は本能的に自分を低くみられるのがイヤなのです。逆にいえば、そこで相手を一段高め、自分を下げることができれば、相手の自己重要度が上がり、好感度もアップします」
人に好かれ、評判がよく、多くの人と親しく接点を持てる人脈の多い人物には、チャンスもそのぶん多くなる。たくさんの人に会うことで、行動の範囲が広がり、話題も視野も広くなる。
「ランダムウォークという現象があります。水槽にインクを垂らすとインクの流れは予測不可能な広がり方をします。人間のネットワークもそれと同じで、誰と誰がつながって、どこにチャンスがあるかわからない。つまり人間関係の良好なネットワークが多ければ多いほどチャンスも増え、運が回ってくるということなのです」
日々の生活でいつも他人に気を使うのは難しい。しかし、メールの返信をすぐにする、笑顔で挨拶するなど、相手の自己重要度を少しでも高める行動にシフトすることなら、今からでも実行可能だ。つまり、「人の喜ぶことをして、嫌がることはしない」ということを心がける。人が嫌がることばかりしていると運が下がるだろうことは誰でもわかるはず。笑顔や気遣いなどはコストもかからない。これで運を引き寄せられるのなら、やってみて損はない。
・運は人が運んでくる
・相手の自己重要度を上げると好かれる
・良好な人間関係を増やすとチャンスも増える