2013年6月17日(月)

「20・30・40代を後悔しない」リスト51

PRESIDENT 2012年2月13日号

著者
小宮 一慶 こみや・かずよし
小宮コンサルタンツ代表

小宮 一慶

1957年、大阪府生まれ。81年、京都大学法学部卒業後、東京銀行入行。86年、アメリカのダートマス大学経営大学院でMBA取得。帰国後、経営戦略情報システム、M&A業務に携わったのち、岡本アソシエイツ取締役に就任。国際コンサルティングを手がける。93年、カンボジアPKOに国際選挙監視員として参加。94年より、日本福祉サービス(現セントケア)にて、在宅介護問題に取り組む。96年、小宮コンサルタンツを設立。コンサルタント、非常勤取締役、監査役として企業経営の助言を行うほか、講演、著書を通じてビジネスマンに必要な基本スキルについて、わかりやすい言葉で指南している。明治大学大学院会計専門職研究科特任教授。近著に『ビジネスマンのための「発見力」養成講座』(ディスカヴァー21)、『ビジネスマンのための「読書力」養成講座』(ディスカヴァー21)、『「1秒!」で財務諸表を読む方法』(東洋経済新報社)、『お金を知る技術 殖やす技術』(朝日新書)などがある。

執筆記事一覧

小宮コンサルタンツ代表 小宮一慶 構成=大井明子
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調査概要/調査対象は自営業者を除く全国の有職者1986人。回答者は男女比52:48、平均年収431万円(年収500万円未満が77%)、平均年齢36.1歳。調査時期は2011年12月。gooリサーチとの共同調査による。

時代を反映し、すべての世代を通して将来に対する不安が色濃く出ている。「貯金・投資」とあわせて、各世代とも「勉強」との答えが目立つ。勉強は、すればするほど学び足りないのがわかるためきりがない。向上心が強い人が多いともいえ、勤勉なビジネスマンの姿が目に浮かぶ。

20代:若いうちこそ勉強を

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20代でやっておけばよかったこと

トップ2の「資格取得」「語学」には過半数の回答があった。これは予想どおりだが、意外だったのは20代でも「貯金・投資」が上位に入っていること。ほかの年代より回答者の比率も高い。年金制度への不安や、将来設計の立てにくさが反映されているのだろう。

今回の調査では、いまそれぞれの年代の人にも過去の後悔について自由回答形式で聞いた(以降同じ)。それによれば、いまの20代の人には学生時代に「旅行をしておけば」「勉強しておけば」というコメントが目立ち、キャリアに対する不安感を表すものは少ない。彼らが就職した4、5年前は、いまと比べて就職も厳しくなく、実力より1ランク上の企業に就職できていることが多い。こうした背景が、キャリアに関する不安感の低さに表れているように見受けられる。

30代:家庭、子育て、住宅……仕事以外への後悔

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30代でやっておけばよかったこと

20代と傾向は変わらないが、「家族と時間を過ごす」や「子育てに積極的に関わる」の順位が20代より上がっている。30代は結婚、子育てといったライフイベントが多いうえ、仕事上の責任も重くなり始める頃。仕事に没頭するあまり、家庭を顧みなかったことを後悔している人もいるようだ。

一方、いまの30代の人の自由回答を見ると、「もっと勉強しておけば」「もっと経験を積んでおけば」「もっと貯蓄をしておけば」と、「もっと」という単語が目立つ。まったくやらなかったわけではないが、中途半端だったという思いが強いようだ。

それも趣味や遊びより、仕事や勉強に関して「もっと」と言っている。彼らは就職難をくぐり抜けていることもあり、仕事への思い入れが強いのかもしれない。いまの40代以上が「家族を大事にすればよかった」と後悔しているのとは逆の結果といえるだろう。

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