近所にある教会、ちらっと覗いてみたいけれどちょっと敷居が高い。でも軽い気持ちで入っても大丈夫なんです。クリスチャンの筆者が、礼拝から悩み相談まで「気軽に教会に行く」方法を教えます。

神を信じていなくても、日本人の多くは初詣や成人式などの行事で寺社仏閣に足を運ぶ。散歩の途中に近所の神社に寄って手を合わせる……といったことは、誰もがごく自然にやっているのではないだろうか。

ところが、「教会」となると話は別。足を踏み入れる勇気を持てない人は多い。だが、「聖書の言葉を学びたい」「雰囲気を味わってみたい」「癒されたい」など、少しでも好奇心を抱いたら気軽に訪れてみよう。どんな教会でも、「どなたでもご自由にお入りください」とうたっているのだから。

では、初心者はどこの教会へ行けばいいのか。カトリック教会はバチカンの司教(教皇、法王)を中心に世界に広がり、荘厳かつ伝統的な建築様式。一方、プロテスタント教会は、ふつうのビルだったりマンションの一室だったりする。同じプロテスタントでも福音派、バプテスト派、聖霊派……といった多くの教派が存在し、それぞれ特徴もある。ちなみに、複数ある日本のプロテスタントで一番大きな団体は「日本キリスト教団」だ。

プロテスタントのクリスチャンとしての個人的な経験から言うと、教会は自分に合うところへ行くのがいい。プロテスタントの場合は様々な教派があるだけに特にそう思う。同じ教派でも牧師の考え方、信徒の属性によって合う合わないはあるだろう。初心者にとって最初に行った教会で「性に合わない」と思っても、次の教会では楽しい時間を過ごせた、ということはありうる。最初は、通いやすい近所の教会を訪れてみることをお勧めする。ホームページなどでイエス・キリストを神として信仰する正当なキリスト教会かどうかは調べたほうが安心だろう。