副腎を弱らせる「グルテン」

朝食はパン、昼食にラーメンやうどん(あるいは、ピザやパスタ)を食べる――こんな食事パターンを続けていると、確実に副腎は弱っていきます。

なぜかというと、これら小麦粉を使った食品に含まれるグルテン(小麦たんぱく質)がアレルギーや腸の炎症を引き起こすもとだからです。

グルテンがアレルギーや腸の炎症を引き起こすもと
写真=iStock.com/kaorinne
グルテンがアレルギーや腸の炎症を引き起こすもと(※写真はイメージです)

腸の炎症を引き起こすグルテンを「入れない」ことで、火種を減らし、副腎の負担を減らすことにつながります。

腸の機能が下がっているときに、グルテンをとると、消化吸収にさらに負担がかかり、副腎を働かせてしまうのです。

ジョコビッチ選手が実践して話題に

グルテンとは、小麦やライ麦などの穀物に含まれているたんぱく質のこと。小麦粉に水を加えてこねるとモチモチしてきますが、このモチモチ成分がグルテンで、パンをふわふわとやわらかくする働きがあります。

グルテンを含む食材には、パンをはじめ、小麦粉からつくられたパスタやうどん、ラーメンなどの麺類、ケーキやクッキー、ドーナツなどの菓子類、シリアル、カレーのルーなどたくさんあります。

これら小麦を使った食品を食べないようにする「グルテンフリー」は、かつて世界ランク1位に上り詰めた男子プロテニスプレーヤーのジョコビッチ選手が実践した食事法として話題を集めました。

欧米を中心に健康に関心のある人たちから絶大な支持を受け、近年グルテンフリー食品は日本のスーパーでも手に入るようになりました。