6 育児雑誌に登場するようなキッチリしたママみたいな人物から「小6なら、簡単なごはんの準備なら自分でやらせちゃいましょう」と言われてるような気がして劣等感を感じる(単なる脳内妄想)

7 お出かけの計画も、「これで十分だろう」と思ったはずなのに、なんか夏休みに入ってから急に「少ないのでは?」「もっとワイルドな体験をさせたほうがいいのでは?」とか不安になってくる

8 6で登場した“キッチリママ”は、子どもをワイルドなサマーキャンプに参加させたりして、その子はこの夏、飛躍的に成長している……、それに比べてうちの子は大丈夫か……、と、架空のママの子どもと自分の子を比較し始める(危険度10)

9 架空の“キッチリママ”の子どもは科学講習みたいなやつにも参加して学校とか受験とかとは違う豊かな教育を受けてグローバルに大成長しているのでは……、うちの子はこの夏、数年前に飽きてしまった『あつまれどうぶつの森』をなぜか改めてやり直している……、理想の別荘を作っている……、大丈夫か……、と心配し始める。

10 てか、1年生の息子もいる。担任の先生が「1学期の復習するところ」を詳しく教えてくれてとても助かりました。だけど、夏休みは学校の授業を親がやるって前提になってますやん、親の負担がすごいよ! ねえ、文科省さん! と思いつつやるしかないから毎日毎日、勉強をみる。つまり普段よりもいくつも仕事が増える。

という感じで、うちの子はグローバルな大飛躍はしてないにしても、全く何も問題ないのにです。ちゃんとやってるのに。私が架空のママを相手に勝手に不安になり、やることの多さにテンパってるだけなのです。

脳内の架空パーフェクトママに勝手に追い詰められる夏
イラスト=田房永子

特大のため息が出てしまう

疲れているからそういう劣等感妄想が出てくるのか、その逆なのか、とにかく胸がつまる感じがして「はぉあぁ~~~~っ」っていう特大のため息がよく出ました。

周りの人からしたら「やだな」って思うタイプのため息です。でも連続で出ちゃうの。

ため息を出した瞬間はちょっとすっきりするんだけど、胸にドンとあってつっかえている鉄球みたいなものは重たいままです。