2012年7月28日(土)

妙齢の女性が列をなす「婚活留学ツアー」

PRESIDENT 2012年7月30日号

著者
牛窪 恵 うしくぼ・めぐみ
マーケティングライター

牛窪 恵

1968年、東京都生まれ。大手出版社勤務ののち、フリーライターとして独立。2001年、マーケティング会社インフィニティを設立。定量的なリサーチとインタビュー取材を徹底的に行い、数々の流行キーワードを世に広める。『アラフォー独女あるある!図鑑』(扶桑社)など著書を多数執筆する一方で、雑誌やテレビでも活躍。10月末『大人が知らない「さとり世代」の消費とホンネ』(PHP研究所)が発売。12月5日『「バブル女」という日本の資産』(世界文化社)が発売に。財務省財政制度等審議会専門委員

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トレンド発掘隊 隊員3号 牛窪 恵 写真=PIXTA

この夏、海外でのんびり休暇を楽しむ男性もいるだろう。だが女性たちはいま、「婚活」目的で海を渡り始めている。

今秋、ハワイ最大の結婚相談所と手を組み婚活留学ツアーを予定するのが、関西中心にお見合いパーティなどを開催するジェイブライド(大阪府大阪市)。

アラフォーや20代半ばの女性に人気の「婚活留学」。今秋以降、ツアーも相次いで登場予定だ。※写真はイメージです。(写真=PIXTA)

以前一度、女性限定でハワイ在住の独身男性と出会える4泊6日の旅を企画した。渡航と宿泊、婚活パーティや英会話、恋愛セミナーなどへの参加がセットになったハワイ婚活ツアーだ。結局は諸般の事情で実施を今秋に延期したが、「独身女性たちに予想以上の反響があって驚いた」と、同代表取締役・川内清氏は言う。「『海外で出会いを探したい』と希望する女性は、目に見えて増えている。数年前から、彼女たちに“個別”に婚活留学をサポートしてきました」。

どんな女性が海を渡るのか。川内氏いわく、おもに留学経験をもつアラフォーのキャリア女性と、外国人に抵抗がない20代半ばの女性。グローバル化で、国内に留学生や外国人社員が増えたのも一因かもしれない。

一般に、不況になると女性は安定を求めて結婚を強く望むが、男性は「妻子を養う自信がない」と躊躇する傾向がある。恋愛や結婚に受け身の“草食系”が増えていることもあり、日本人男性にじれた女性たちは「ならば海外(外国人)」と発想するのだろう。

国際結婚の夫婦は約4%、まだ25組に1組だ(2010年 厚生労働省調べ)。ただ、「国際結婚をしたい」と言い切る20代女性は15%超。「(相手の)国籍は関係ない」も含めると、65%を超える(11年 ユーブライド調べ)。

「ブライダルネット」を運営するIBJ(東京都千代田区)も、半年後に婚活留学ツアーを予定している。このままだと、日本の男性は取り残される?

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