キャリアを積めば積むほど、女性たちは「スーツ(ジャケット)が必要」と口をそろえる。しかし彼女たちは「ファッション誌が提案するお仕事ファションは働く女性が着る服に見えない」と不満たらたらだ。キャリア女性たちが“本当に欲しいスーツ”とは何なのか。「プレジデント ウーマン」編集部は、理想のスーツの開発に着手した――。
タブレット端末を使用している女性の実業家
写真=iStock.com/metamorworks
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どんなにファッションがカジュアル化してもスーツは必須

コロナ禍での在宅勤務の普及・急増は、オンとオフ、内と外の区別を明確に付けにくくした。また、家にいる時間が長くなる中、女性たちは「快適」「ラク」を求めるようになり、ますますファッションのカジュアル化は進んだ。

そうは言っても、ポジションが上がるほど、仕事とスーツやジャケットは、切っても切れない関係にある。

創刊以来、仕事の悩みからビジネスファッションに至るまで、働く女性たちの声に耳を傾けてきた編集部だからこそ、「スーツが必要」という当人たちの声を基に、満を持して「キャリア女性のためのお仕事スーツ」の開発に踏み切った。

ここでは企画が進行するなかで実施した、キャリア女性たちを交えての座談会や読者1000人へのアンケート調査で明らかになった働く女性の本音を公開する。

600を超える応募、1000人調査でリアルな声を集約

21年初秋。これまで取材した多くの働く女性たちから「男性のスーツと違い、女性用スーツには収納機能が少ない」「PTAのママさんぽく見えず、かつ女性らしいスーツが見つからない」などなど、スーツへの悩みを常に耳にしていたからだ。

コラボブランドの選定、どんな機能を盛り込むかを検討する中、ターゲットとなるキャリア女性たちが求めるスーツについてよりリアルな声を聞くため、22年春にオンライン座談会を開催した。参加者募集をしたところ、600人を超える応募が殺到。働く女性がいかにスーツの悩みを抱え、スーツに注目しているのかがうかがえた。

また、抽選からもれた人から後日、編集部にメールが届くほど、スーツへの熱き思いを抱えている女性が多いことも改めて実感することとなった。