短かった夏が終わり、いよいよ秋本番。おしゃれが楽しい季節になってきました……が、服はあるのに着るものがない!  毎朝コーディネートを決めるとき、そう感じている人は少なくないはず。いつまでたっても解決しない“季節の変わり目の着こなし”大人の正解とは? ファッションは、ただ見た目の印象を決めるものにあらず!
クローゼットから洋服を選ぶ女性
※写真はイメージです(写真=iStock.com/kupicoo)

季節の変わり目、デキる女性は何を着る?

9月もすでに中旬にさしかかり、朝晩はなんとなく秋の気配を感じる今日この頃。日中の気温はまだまだ夏を引きずっているとはいえ、コットンのTシャツ一枚、透け感のあるスカートにサンダルといったようなザ・夏服を着るのははばかられますよね。世間のニュースもすっかり秋色、お店に並ぶ服も新作ばかり。「外は暑いけれど暦は秋まっただ中」、そんな毎日が続いています。

夏から秋へ移るタイミングで着るものには毎度悩まされますが、よく考えてみるとわれわれ大人が“季節の変わり目”を迎えるのは、いったい何度目なのでしょう? もちろん一度や二度ではないはずなのに、なぜかいつも着るものがない。なぜならその都度問題を解決できていないからです。だから昨年は何を着ていたのか思い出そうとしても思い出せない。なんとなく取り繕ったワードローブでしのいでいたからなのです。

けれど私たちだって、毎日の着るものでいつまでも悩んでいたいわけではありませんよね。急に寒くなったり、また、暑さがぶり返したりしても、T.P.O.にふさわしく、常に気持ちが上がる服を着ていたいのが本音です。反対に、家を出た途端に帰りたくなる適当服や、不本意な組み合わせでちぐはぐさが一日中気になる服、またはひとり季節が浮いたように感じてしまう服は、地味に仕事の成果にも影響します。なぜなら本来ファッションというのは、その日の行事に集中すべきための脇役。常にどこかが気になって、服のせいで仕事や目の前のことがおろそかになるなど、あってはいけないことなのです。

では、自身のワードローブの脆弱さを目の当たりにする季節の変わり目には、いったい何を買い足すのが正解なのでしょう?