「人生で最も勉強した」ことで人生の幸福度も再上昇

果たして留学がかなった後も、充実した日々は続く。「人生で最も勉強した一年」と振り返る日々から得たものは大きかった。

「大学院では経済・金融政策に特化したプログラムを専攻しました。各国の中央銀行や政府出身者が多く、『世界の中の日本』『マクロ政策の中の金融政策』という視点で現状の課題と政策を捉えられるようになりました」

米国からエントリーして今の会社に入ったのは、「中立的な立場を保ちながら、政策提言を通じて社会貢献する姿勢」に引かれたから。今は有識者が集い、あるべき金融政策の姿を探求する「金融市場パネル」の企画や運営に携わる。

「前職の経験と留学で得た知識の上に、今日の自分があると感じます。人の輪も広がり、何より師と仰ぐ上司にも出会いました。未来のためにプライドをかけて奮闘する専門家集団の中で働けることが、楽しくて仕方がありません」

26歳:育休中は子育ての楽しさを満喫
27歳:家事・育児と仕事の両立に苦労
31歳:元上司のすすめで、米国の大学院への進学を決意
32歳:パートタイムで働き、子どもをシッターに任せながら猛勉強する
33歳:帰国後、完全中立のスタンスに共感し、野村総合研究所に就職
34歳:主任研究員となる