2011年8月13日(土)

なぜ、創業者は4時起きで掃除するのか?

「朝活」プロフェッショナル編(1)

PRESIDENT 2011年8月1日号

著者
野地 秩嘉 のじ・つねよし
ノンフィクション作家

野地 秩嘉

1957年、東京都生まれ。早稲田大学商学部卒業。美術プロデューサーを経て作家へ。『キャンティ物語』(幻冬舎文庫)など著書多数。監修・構成した『成功はゴミ箱の中に』(プレジデント社)が10万部のベストセラーになる。

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野地秩嘉=文 山口典利=撮影

朝礼のヒントに出てくる企業の人々は大半が早起きして出社している。朝の時間を活用することに長けており、その活用法のひとつがユニークな朝礼なのだ。今回は朝礼のヒントの特別編として、朝の時間の使い方を熟知している3人の達人に話を聞いた。1人目はカレーのココイチの創業者で、現在はクラシック音楽ホール「宗次ホール」の代表者をしている宗次徳二氏。2人目は営業女子の育成プロフェッショナル太田彩子さん。3人目は「朝のスペシャリスト」池田千恵さんだ。

名古屋・栄付近で花の手入れをする宗次氏。ぱっと見、彼がココイチ創業者とはわからない。
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名古屋・栄付近で花の手入れをする宗次氏。ぱっと見、彼がココイチ創業者とはわからない。

まず、宗次氏に話を聞いた。

「2007年から宗次ホールの代表になりました。以来、毎朝7時から8時までの1時間、近くの道路413mを掃除しています。

起きるのは午前4時。掃除までの間に原稿を書いたり、手紙を読んだり……。掃除は1年365日やっています。雨の日も台風の日も私はやる。空き缶やごみを拾い、季節の花を植える。掃除がよい例ですけれど、朝早く起きるからには何か目的がないと……。ただ単に早起きしてもやることがない人は続きません。

早起きはやっている人の姿勢が表れます。企業社会ではその人の実務の能力が問われる。ビジネスマンは実務能力がないと生きていけない。

しかし、長い目で見ると、能力だけでは人から信頼を得ることはできません。まじめに生きているという姿勢が大事なのです。

また、仕事は効率だという人がいる。

しかし、仕事の内容を短時間で効率的にすることはできない。時間をかけて、自分で考えながら次第によくなっていくのが仕事です。つまり、効率化するには時間がかかる。そして、朝早く起きるとは、自分で自分の時間をつくりだすこと。仕事を効率よくするには朝早く起きて時間をつくらなくてはなりません」

『「朝10分」で仕事は片付ける』(プレジデント社)
「朝10分」で仕事は片付ける

[著] 野地 秩嘉  

朝活のすすめ――。遅くまで寝ている場合じゃない! 朝10分を大事にし、朝10分で仕事を片付けてしまえば、今日という1日は快調に始まり、快調に終わる。そして結果も出る。いまどき儲けている会社の「朝活」の秘訣を大公開!

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