182cmの長身と甘いマスクで女性から絶大な支持を集める羽鳥さん。朝は4時半起き。膨大なインプットをこなす日々だが「ストレスは皆無」。その理由は充実した私生活にあるようだ。
羽鳥慎一●フリーアナウンサー。1971年、埼玉県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。94年、日本テレビへ入社。人気アナウンサーとなる。2011年4月よりフリーに転身。「羽鳥慎一モーニングショー」(テレビ朝日系列)をはじめ、レギュラー番組は6本。

平日の朝の顔として、13年以上にわたり情報番組の司会を務めている羽鳥慎一さん。お話をうかがったのは月曜日。「羽鳥慎一モーニングショー」放送直後のテレビ朝日のスタジオを訪ね、新しい週の始まりですねと話しかけると、「1週間は早いですね。また月曜が来てくれてうれしいです」とポジティブな言葉が返ってきた。「僕がパネルを使って時事問題を解説するコーナーがあるのですが、『明日はこれが勉強できる、その次はこれが勉強できるんだ』って思うと、仕事に来ることがうれしい。働くことがストレスにならない、理想的な環境です」。ただ、取材の趣旨が「仕事とプライベートのタイムマネジメント」だと聞くと、「プライベートはあんまりないんですよ」と苦笑い。「趣味がないし、夏休みが1週間あれば、4日目には『もういいかな』って(笑)」

羽鳥さんの一日は、仕事とテレビを中心にまわっている。「朝の放送が終わって、何もなければ14時には帰宅します。それから、ずーっとテレビを見ています。録画して1.3倍速で見られる機能は便利ですよね。自分の番組を見直すよりも、他の司会者の方々の番組を見ることがほとんど。『こういうリアクションをとるんだな』など、見ているだけで非常に勉強になります」

テレビのお供に、ビールは欠かせないという羽鳥さん。その代わり、食事は「一日一食」が習慣になっている。「夜しか食べないです。朝は食べたほうが良いと言われ、朝食をとっていた時期もあるのですが、食べるとやっぱり太るんですよね。でも、お酒は飲みますし、夜は好きなものを気にせずに食べたいので、運動も取り入れようと、嫌々ながらジムに通い始めました」

とはいえ、「ランニングマシンの上でも情報番組を見ている」というから、羽鳥さんのテレビ好きは筋金入りだ。「テレビを見ながら走ると、嫌々感も若干薄れます(笑)。ジムでは、ちょうどその時間帯に放送している『ひるおび!』を見ることが多いです。扱っている内容が『モーニングショー』とも似ていますし、いろんな番組を見ておくことが自分にとっても準備になる。本番前の情報インプットも早くなるので、普段から情報を入れておくのも時間の有効利用と言えますよね」