企業が求めるTOEICの点数は

市場のグローバル化に伴い、英会話能力や「TOEIC600点以上」などスコアの獲得を求められるケースが増えている。勉強法に悩む読者も多いだろう。

そこで今回は、TOEICのスコアを100点以上伸ばすことに成功した男女500人にアンケートを実施。さらに、本調査で「信頼している著者」ナンバーワンとなった中村澄子氏に話を聞いた。

中村澄子氏

最初に見えてきたのは、肝心な目標スコアのズレである。

「ここ1~2年で、求められるTOEICのスコアは急激に上がっています。大企業の一般的なボーダーラインは730点ですが、楽天やソフトバンクのように800点とする企業も。また、中小企業でもM&AやTOBで突然外資になるケースもあります。リストラの心配なく、やりがいのある仕事に挑戦したいなら、安全圏は企業が提示するスコア+50点。800点と考えましょう」(中村氏)

いざリストラとなったとき、「仕事ができない人はクビ」と言うより、「TOEICのスコアが足りない人はクビ」と決めたほうが、人事としても気が楽だ。さらに、転職組や新卒者に関しては、社員よりもボーダーラインが高く設定される場合が多い。すでに700点以上獲得している人も、油断は禁物といえるだろう。

とはいえ、「自分には無理だ」と絶望する必要はない。アンケート結果を見ると、「学習期間は1年未満」という人が半数を超え、「3カ月~半年未満」という人も1割近くいる。中村氏も、短期間の大幅な得点アップに関しては「十分可能」と言い切る。

「大手通信会社の女性は、私の教室に通って3カ月、2回の受験で390点から890点になりました。無受験から1回で900点を出した主婦の方もいます。教室に通わなくても、半年程度しっかり勉強時間をとれば、800点も夢ではないでしょう。ただし、やり方さえ間違えなければ」