スマホのアプリで着こなし体験を共有する、ルームシェアならぬ「おしゃれシェア」も広がってきた。通販サイト「ゾゾタウン」で知られるスタートトゥデイのアプリ「WEAR」はユーザーの自撮りコーディネートの投稿が200万件を突破。アプリ上では各着用アイテムが細かく紹介されていて、気に入ればそのまま購入もできる。アイテムを指定して参考コーデ例を探したりと、使い道は幅広い。

スマホのファッションサービスが続々!

登録者が250万人を超えた、GMOグループの「コーデスナップ」も勢いがある。モード誌や広告写真に比べ、体形や好みが自分に近いユーザー同士はコーデのリアルなお手本にしやすい。手持ちアイテムをベースに、何を足せば着回しが利くかをシミュレーションできる点でも着こなし体験シェアの価値は大きい。

スタイリスト気分で仮想コーデを組み上げられる「iQON」は着こなしのイメージをつかむうえで役立つ。リアル店舗での買い物では手持ちワードローブとの相性を思い浮かべるしかないが、ここでは何通りもの組み合わせを手軽に試せる。

他人とカブりたくない向きには欧米系サイトが役に立つ。ハイブランドに強い「YOOX」「ネッタポルテ」や、セレクトショップを束ねた「ファーフェッチ」、スタイリング提案が巧みな「STYLE BOP」などは日本にも発送してくれる。日本発の「waja」「BUYMA」は海外の現地バイヤーからレア物を日本語で購入できる。

インテリアや雑貨を含めたファッションEC市場の規模はすでに1兆円を超えたとされるが、今や最も身近な存在となったスマホが接点となるだけに、伸びしろはまだまだ大きいと言えそうだ。

宮田理江

ファッションジャーナリスト。海外・国内コレクションのリポートや次シーズンのトレンド予測、着こなしのアドバイスなどを多くのメディアで発信。