有給休暇の取得は労働者の権利! ……と言いつつ、休むとなれば仕事の進捗や同僚の予定など、いろいろと気を遣うものですよね。「遊びに行くので休みます!」とは言いづらく、つい理由を取り繕ってしまったことはありませんか? 実はそれってとんでもない事態を招く可能性があるんです。職場の“あるある”な問題について、会社勤め女子代表・働なの代(どう・なのよ)が弁護士と一緒に考えるリーガル相談。連載第4回は、正しく楽しく休みを取るために、知っておきたい休暇に関する法律を学びます。

[質問]私の会社では、よっぽどの理由がない限り、事前に申請した有給休暇が許可されることはありません。体調が悪い日に休んだ分を、事後に有休へ振り替えるという場合は、まだ許可してもらえることがあるので、有休取得率はそこまで悪くないのですが……。有休を取得するのってこんなに厳しいものなのでしょうか。

休暇取得に関する規定は、会社によってさまざま。ルールに則り、気持ちよく休みを楽しみたいもの。

法律によって、規定されていない休暇は次のどれでしょう。

Q 労働者が……

1. 裁判員に選ばれた場合
2. 生理で体調が悪い場合
3. 冠婚葬祭の場合
4. 家族の介護をするという場合