A 3. 冠婚葬祭の場合

【解説】

【岩沙】こんにちは! 「職場のあるある! リーガル相談」。アディーレ法律事務所弁護士の岩沙好幸です。そろそろ名前を覚えていただけたでしょうか。

【なの代(以下、なの)】 ……だと嬉しいですね! イケメン岩沙弁護士をもっと詳しく知りたい方は「アディーレ岩沙弁護士」で検索してみてくださいね。今回もよろしくお願いします。

【岩沙】なの代さん、ナイスアシストありがとうございます(笑)! 今回は「休暇取得のトラブル」についてお話したいと思います。

【なの】今回の質問も、意外な回答ですね。冠婚葬祭の休暇なんて、あって当たり前だと思っていました。

【岩沙】冠婚葬祭については誰にでも起こり得ることですし、タイミングを計ることが難しいものなので、現に多くの会社が、就業規則として定めています。でも、実は冠婚葬祭の休暇について記載している法律はないんです。

【なの】 結局、みんなに起こり得ることだから、会社側が配慮してくれているってことですね?

【岩沙】 その通りです。冠婚葬祭などは特別休暇として、個人の有給休暇とは別に用意してくれている会社もありますよね。弔慰休暇なら何日、結婚休暇なら何日という日数や、有給か無給かという判断は会社次第となります。

【なの】前に友人がお姉さんの結婚式に参加するために有給休暇をとらなきゃいけないって文句言ってました! その友人の会社には、特に冠婚葬祭のための休暇が無かったってことですね?

【岩沙】 そうだったのかもしれませんね。会社によって規定はそれぞれなので、そのご友人の会社も、自分の結婚式の場合はOKだったりするかもしれません。