2016年1月17日(日)

入試で不合格になった人にどんな言葉をかけるべきか

PRESIDENT Online スペシャル

著者
おおた としまさ 
教育ジャーナリスト

麻布高校卒業、東京外国語大学中退、上智大学卒業。リクルートから独立後、数々の教育誌の企画・監修に携わる。中高の教員免許、小学校での教員経験、心理カウンセラーの資格もある。著書は『名門校とは何か? 人生を変える学舎の条件』『男子校という選択』『女子校という選択』『進学塾という選択』など多数。

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教育ジャーナリスト おおた としまさ=文
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なぜ励ましも慰めも不要なのか

1月16日から大学入試センター試験が始まりました。それと同時に関西では中学入試が開幕します。関東でも千葉や埼玉では1月中旬から中学入試が始まります。

入試には必ず明暗の結果が出ます。英検などのように頑張れば全員合格なんてことはありません。職場やご近所に受験生を抱える親がいる場合、まわりも気を遣いますよね。不合格通知を受けた知人にどんな言葉をかければいいのか。結構な「大人力」が試されます。

基本的なスタンスは、本人が口にするまで聞かないことです。本人から合格の報告があれば「おめでとう」と言えばいいでしょう。問題は、「ダメだった」と聞いたときです。

ここでの原則は、下手に励ましたり、慰めたりしようとしないこと。「大丈夫、次があるよ」とか「でも第2志望の学校のほうが合ってるかもよ」などと、無責任なことを言わないこと。

このような状況では、ただ本人の気持ちを聞いてあげることが大事です。「せっかく息子が一生懸命頑張ったのに、悔しくて……」と言われたら、「せっかく息子さん、一生懸命頑張ったのにね。悔しいよね」とそのまま返してあげましょう。「もう吹っ切れた。別の学校で頑張ればいいよね」と言うのであれば、「そうだよね。別の学校で頑張ればいいよ」と明るく共感してあげましょう。

こちらの勝手な評価やアドバイスをするのではなく、ただひたすら共感してあげるのです。

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