2015年2月21日(土)

無料の宝くじ!? これが「新規公開株」攻略法だ

PRESIDENT 2014年12月15日号

著者
藤原 久敏 ふじわら・ひさとし
ファイナンシャルプランナー

大阪市立大学卒業後、尼崎信用金庫を経て独立。近著に、未公開株や和牛オーナーなど自らの実践を綴った『あやしい投資話に乗ってみた』。

ファイナンシャルプランナー 藤原久敏 村上 敬=構成
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新規公開株とは、新しく株式市場に上場される株のこと。

購入するには、上場前に証券会社に応募する必要がある。証券会社が決める公募価格は低めに設定されるため、多くの場合、上場時には公募価格を上回る価格(初値)がつく。無料で応募でき、購入すればそれなりの勝率で儲けられることから、「無料の宝くじ」と呼ぶ人もいるほどだ。

私自身、13年6月に上場したリプロセル株を100株32万円で購入した際、上場3日目についた初値はなんと178万円。結局、160万円ほどで売却したので、約130万円の利益を挙げられた。

では、新規公開株を買うにはどうすればいいのか。まずやるべきことは、証券会社への口座開設。新規公開株は、銘柄ごとに取り扱う引受証券会社が決まっている。口座を開設しておかないと、購入の申し込みができない。

ポイントは、できるだけ多くの証券会社に口座を開設すること。理由は2つある。一つは、引受証券会社が判明してからその会社に口座をつくろうとしても間に合わないから。事前に多くの口座を持っておけば、どこが引受会社になっても、すぐに申し込める。

もう一つの理由は、当選確率を高めるため。新規公開株は応募が殺到するので、購入は抽選となる。じつはこの抽選が狭き門。銘柄にもよるが、倍率100倍超えは珍しくない。当選確率を少しでも高めるには、複数の会社から申し込んだほうがいい。

私は抽選対策のため、20以上の証券会社に口座をつくった。まず外せなかったのが大手の証券会社。大手は引き受ける株数が多いため無視できない。また、ネット証券も口座を開きたいところ。営業マンのいる大手にはVIP顧客のためのコネ枠があるのに対し、ネット証券は1人1票。私のような小口投資家でも公平に抽選してもらえるのだ。

申し込みは証券会社が指示する手順どおりにやればいいので、難しくない。ただ、当選した場合には、申し込んだ株数分の資金を、あらかじめ口座に入れておく必要がある。いわゆる「見せ金」だ。それなりの額が必要になるため、早めに証券会社の口座に移しておくといい。

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