残される家族のいない独身の財産はどこへ?

先日のランチどき、考えごとをしながら歩いていたら、私が信号無視をして、車に轢かれそうになりました。相手の車は急ブレーキ……。周囲の人々もヒヤリとしたようです。相手の運転手の方へ、本当に申し訳ございません。

私、あの時、命を落としていたかもしれない……。危機一髪で命拾いをしましたが、後から考えるとゾッとしました。そして、ふと、独身の私がこの世からいなくなったら、私の荷物や財産、クレジットカードの未払金、SNSのアカウントなどはどうなるのだろう……と考えました。

年齢に関係なく、誰しも明日、万が一ということがなくはありません。今回は残される家族のいない、おひとりさまの財産のゆくえについて考えてみます。

最終的な財産の行き先は甥・姪へ

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おひとりさまが亡くなったら相続人は誰?

おひとりさまが亡くなった場合、子どもがいなくて親が生きていたら、親がおひとりさまの財産を相続します。いったんは親が相続しても、いずれは兄弟姉妹が親の財産を引き継ぐことになるのですが、親が健在の場合は、親のほうが相続人としての順位が上です。親より先に子どもが亡くなるほど親不孝はなく、親が子どもの財産を引き継ぐのはなかなか想像しづらいとは思うのですが、法律上ではそうなります。

すでに親のいないおひとりさまが亡くなったら、その財産は兄弟姉妹が引き継ぐことに。おひとりさまが住んでいる家も兄弟姉妹に片付けてもらい、持ち家ならその家も兄弟姉妹で分けることになります。兄弟姉妹に引き継がれたら、その後は、甥・姪へと財産は流れていくでしょう。

もし、親も兄弟姉妹も先に亡くなり、おひとりさまが一番長生きとなったら、その財産の相続人は、直接、甥・姪となります。

つまり……、最終的におひとりさまの財産は甥・姪に流れていくわけです。実際、私には弟がおり、弟には長男、長女がいるので、私の家も預金も株も、たいした金額ではないにしても、まずは弟へ、その後は甥・姪のものになります。甥も姪もすでに高校生で、最近、会っていないけれども……、これは将来を見据えて、甥・姪と付き合わないといけません。

おひとりさまが一人っ子で、親も亡くなっていたら、その財産は国庫へ。遺書もなく、相続人がいなければせっかくの財産も国のものになってしまいます。