新技術を使った乗り物の開発が進んでいる。交通系YouTuberのスーツさんは「自動運転の進歩はめざましい。トヨタ自動車では、自動運転シャトルの実証実験を進めている。商品を搭載した無人のシャトルが、買い物に行きづらい地域を巡回する未来がやってくる」という――。
※本稿は、スーツ『未来の乗り物図鑑』(KADOKAWA)の一部を再編集したものです。
大阪の新駅で導入された顔パス方式の自動改札
JR西日本は、利用者の顔を識別して、その人を通すかどうか判断する自動改札機を開発しました。今年3月に開業した大阪市の新しい駅「うめきた(大阪)地下駅」で、この自動改札機を「未来型改札機」と名づけて既に導入されています。
未来型改札機を利用する人は、自分の顔の画像を登録しておきます。すると改札機が通過する人の顔をカメラで確認して、通していい人かどうかを判断するのです。改札機の顔認識の精度は高いので、瞬時に顔を認識できるだけでなく、マスクを着けていても認識が可能です。
改札機は未来型改札機という名前どおり、未来を意識したデザインです。このデザインの開発には漫画家やアニメーターも参加して、改札機の外観を近未来的なものにしました。