小説『ポセイドン・アドベンチャー』などで知られるアメリカの作家ポール・ギャリコが1964年に出版した『猫語の教科書』。あるとき、ポール・ギャリコは文字や記号がまぜこぜで、まるで暗号のような原稿を託されて……。ある飼い猫が他の猫のためにタイピングして執筆した“人間を支配するマニュアル”なのではないかと、ギャリコは読み解いていく。そこに記されている鋭い人間の生態分析、猫のかわいらしさを武器に人間をたらしこむ方法など、賢すぎる「いただき猫ちゃん」の本音が明かされていく。2024年7月に発売されたコミック版から、第1話をお届けする。
アメリカの作家ポール・ギャリコによる名著を漫画化
ある日、誰が書いたのかわからない暗号のような原稿が届く
猫好きのギャリコは猫と共に暮らしていた
友人から謎の原稿を受け取ったギャリコは…
文字と記号がランダムに入り交じった文章の解読
「誰か」がタイプライターで打ったということがヒントに
「事実なら文学上の新発見だ」と衝撃を受ける
原稿を書いた「作者」を探すため聞き込み調査を開始
ついに文才豊かな「作者」を探し当てご対面
「myself」が「mys4lf」と打たれていたのはなぜか判明
賢すぎる飼い猫が他の猫のために書いた文章だった
ツィツァというメス猫が原稿を書いたと飼い主に告げる
ギャリコは飼い主夫婦に意外な提案をする
猫の考える「人間操作マニュアル」が明らかに⁉️