もっとも顕著に表れるのは視力の低下と疲労感!
編集部の独自調査によると「病気ではないが体調やカラダの変化」を感じている人は約9割(Q1)。年代別では母数が少なく参考にはなりにくいが、20代がもっとも「不調や変化」を感じていた。キャリアをスタートさせたばかり、しかも2020年はコロナ禍による孤独なテレワークが影響し体調の変化につながったのかもしれない。症状のトップは「視力の衰え」。次いで「だるい・疲れがとれない」「肩こり」「頭痛」と続く(Q2)。バリバリ働くキャリアウーマンにありがち、かつ仕事の効率ダウンも招くツラい症状のオンパレードだが、40代になると更年期に起因する症状にもつながるようだ。
フェイスラインのゆるみは20代から、白髪は40代から!?
美容面での変化を感じている人も多い。約7割の人が「白髪」の出現に“変化”を感じ(Q4)、40代以上ではトップに挙がる(Q4年代別)。白髪はヘアカラーで隠せるものの、伸びた髪の根元の白髪に自らの「老い」を感じてしまうのかもしれない。白髪以外の気になるポイントも、他人の視線が集まる部分が多い。
また「昔より食べる量が減っているのに体重が減らない」と回答したのは、20代と40代が多いのも興味深い(Q4年代別)。少女の体形から女性らしい体つきに変わり脂肪がつきはじめるのが20代、そして更年期世代に差しかかると必然的に代謝が落ちるため、体重はより減らない傾向になる。毎日の食事の摂取カロリーを消費カロリー以下に抑える努力がより必要になるのがこの年代。脂肪はお腹周りに蓄積しやすく「体重は変わらないのに、スカートのウエストがきつくなった」という状況になりがちだ。40代は、体調も美容面での変化も顕著に表れる年代といえそう。
平均寿命の延びに比例し老化するのも遅くなっている?
アンケート結果では、カラダの変化やなんとなく不調を感じる年代は、40代が圧倒的に多い。更年期に差しかかるこの時期、見た目もカラダの変化も一気に進むようだ。細胞の老化は20歳からはじまり、40代までの間、小さな変化を積み重ねながら進んでいる。見た目や体力変化のスピードには個人差があるものの、一般的には、40代になれば同じような不調や変化が表れるといえる。
人生100年時代、寿命が延びれば延びるほど「老化スピード」も遅くなっていると考えたいところだが、女性の閉経時期は何百年と変化していないという。見た目の若さはお手入れ次第で保てるものの、女性ホルモンの分泌期間は延長できないのだ。では、閉経=老化が進むのかといえばそうではない。どんな行動が老化につながるのかを知ることで、見た目や体力の老化スピードは自分自身でコントロールできるという。今の行動が10年後の自分につながると知ることが大切なようだ。
「プレジデント」「プレジデント ウーマン」のメルマガに登録する女性読者を対象にオンラインアンケートを実施(調査期間:2020/11/28〜12/4/有効回答数:1702/回答者の年代:20〜50代/コア年代:40代=44.4%)