国や文化、嗜好が異なれば、手土産だって変わる。
鮮やかな色が好まれる地域、宗教などの理由で食に制限のある地域など、海外に行くときは注意が必要。日本で喜ばれる手土産と、海外で喜ばれる手土産は異なることを予備知識として知っておくだけでも選び方は変わってくるはず。
せっかくの手土産だからこそ、相手国の文化や宗教を知り、歓迎されるものを選びたいもの。相手の印象に残る手土産になれば、その後の商談や関係もきっとスムーズに!
海外出張や海外駐在の経験が豊富なビジネスパーソンに教えてもらった情報をもとに、編集部で地域別のオススメ手土産をチョイス!
アジア①【タイ】
鮮やかな色、明るい色が好まれる。ちなみに、ハンカチはきれいな柄でも「涙を拭くものだから縁起が悪い」と言われることがあるので注意を。
富士山や金魚など、日本の自然美を江戸和菓子で表現し、ふたを開けた瞬間からわっと花開くような楽しさと味わいが楽しめる。バター不使用。
☎03-5658-7918
アジア②【インド】
インドの人は日本よりもかなり甘いものがお好み。ただし、大半を占めるヒンズー教徒はベジタリアンが多いので、食品を渡すときには注意を。現地ではベジタリアン食品かどうかがメニューや加工食品に記載があるほど。
砂糖・添加物不使用で、グルテンフリーなのに甘みを楽しめるブリスボール。ハチミツやチョコレートも不使用で、ドライフルーツやナッツなどの素材を生かしたスイーツ。
☎080-4116-5487
アジア③【中国】
中国では部署のみんなで分けるお土産ではなく、1人に1つのお土産を用意するのが一般的。ちなみに時計や扇子は、同じ発音で不吉な意味を持つ別の単語があるので、プレゼントとしてはタブー。
金色のものは縁起がいいという中国なら、かわいらしい金箔(きんぱく)入りの金平糖は色とりどりで喜んでもらえそう。紅白の小さな箱入りで、個別に渡すのにも便利。
☎0120-009-891
欧米
日本のお酒は人気が高く、日本酒、日本のウイスキー、スパークリングの日本酒なども好まれる傾向にある。近年は抹茶の人気が高まり、抹茶を加工したお菓子も喜ばれる。
シャンパーニュに手法を学びつつ、伝統的な日本酒製法に世界初の瓶内二次発酵を取り入れたスパークリング日本酒。洋食とも合い、ワイングラスで楽しめる。
☎0278-52-2311
蜂蜜&ゴルゴンゾーラやソルト&カマンベールなどのチーズ味のチョコレートが挟まれた、ちょっと塩気のあるクッキー。欧米にはあまりない珍しい味わいながらワインにもぴったり。
☎0120-39-8507
中東
イスラム文化では、アルコールが少しでも含まれているものはお菓子でもNG。それ以外もハラール食品に限定されることもある。しょうゆも微量のアルコールを含んでいるので、しょうゆ味の食品も要注意。雑貨などは華やかな柄が好まれる。
お酒はもちろん禁止だが、しょうゆ味の煎餅なども難しいので、洋菓子のほうがいいかも。薄く巻かれた繊細なクッキーが喜ばれそう。
☎0120-033-340
その土地に根付く伝統工芸品は、渡すときにちょっとした会話もできて特別感アップ。沖縄の5カ所の海をイメージした鮮やかな色彩の琉球ガラスで、華やかに。
☎098-997-4784
海外全般
食べ慣れないものよりも、海外にもある商品の日本限定版の食品なら、親しみやすくて受け入れやすいよう。また、和柄や日本画の模様が入った雑貨、世界的に知られているキャラクター柄やニンジャ柄の商品、日本の文房具も喜ばれる。
延宝時代の古伊万里をベースにした蕎麦猪口(そばちょこ)は、コップ代わりや小物入れなど、さまざまな用途で使ってもらえそう。インコや犬、猫などの現代のペットと伝統的な文様が一緒になっていてモダン。
☎03-6712-6148
(写真右)今や世界中の誰もが知っているキティちゃんのペンも、少し大人バージョンで。富士山が描かれているので、本場日本のものだとレア感に気づいてもらえそう。
(写真左)文房具の中でも日本のペンの滑らかな書き心地や次々組み込まれる最新技術には、世界から注目が集まる。書いた文字をこすって消せるフリクションの高級ラインはプレゼントにも◎。
☎0120-191-167
(写真左)フリクションポイント ビズ 3300円/パイロット
☎03-3538-3780
※表示価格はすべて税込みです。