あなたは自分で自分の価値を下げている!?
働く女性にとって、仕事服とは大切な戦友のようなもの。より良い結果を出し、相手に信頼してもらうためには欠かせない存在だ。しかしながら、ときどきこんな声を耳にする。
「スーツは仕方なく着ている」「とりあえずジャケットを羽織っておけば無難だから」――。
もしもこれらがキャリア女性たちの本音だとすれば、その状態で100%実力が出せるだろうか? “仕方のないもの”、“無難なもの”を自分に着せているとしたら、それは本当にもったいない。知らず知らずのうちに、自らの評判を下げてしまっている可能性もあるのだ。
たしかに仕事用の正統的なジャケットというのはどこか儀礼的で、男性のそれとは違い、女性で好んで着ている人は少ないように思う。しかしながら、1日8時間、1カ月のうち20日間着るとしたら、仕事服で過ごす時間は月に160時間。1年に換算すると1920時間。通勤時間や残業時間を入れたら、もっとという計算になる。
「たかが服、されど服」とはよく言ったもので、人生の多くを占めるこの膨大な時間を、ひとつの印象戦略として活用するか否かで、結果、仕事の成果に大きな影響があったとしてもおかしな話ではない。
驚くほど進化を遂げた、女性のためのジャケット
お金への考え方がシビアになっている今の時代、残念ながら素敵なだけで服が売れなくなってきたのは紛れもない事実。しかしながら同時に、今人気を集めているアイテムは、どれも才色兼備なものばかり。見た目はもちろん、機能性も驚くほど研究されているのだ。
その進化たるや、スタイルアップはもちろんのこと、収納ポケットの充実、形状記憶やホームクリーニングに至るまで、まさに「あったらいいな」が形になった夢のような仕様。
ビジネスは、もちろん日々の努力ナシでは成功しない。けれど、その努力を陰ながら支え、ときには無言であなたの素晴らしさをアピールしてくれるような味方がいてくれたら、どんなに心強いだろうか。そして、そんな味方がいる毎日とそうでない毎日なら、どちらが仕事上有利なのかは比べるまでもない。仕事で着るジャケットは、まさにあなたにとってパワー・スーツでなければならないのだ。
おしゃれのプロも説く、仕事服の大切さ
2019年3月にリニューアルした本誌において、おしゃれのプロ3人に取材したところ、皆それぞれの立場から“見た目の仕上がりが占める印象の大切さ”を語ってくれた。確かにこの3人をはじめ、多くの人に支持されている女性で、装いに気をつけていない人は見たことがない。本人が意識しているかどうかに関わらず、「自分プロデュースも仕事のうち」とデキる女性たちは理解しているのだ。
管理職の多いプレジデント ウーマン読者にとって、中でもジャケットは仕事服の主役。自身にとって究極の一枚に出合うこともまた、大事な任務なのだ。
今月の名品
ポール・スチュアートのジャケット「ファースト ジャケット」
問合せ先●SANYO SHOKAI カスタマーサポート TEL:0120-340-460
※価格は税抜きです。