センスの良いひとつの素材集から選ぶ
写真やイラストを資料にうまく取り入れれば、文字で説明するよりも説得力が増す。ただ、やりすぎると逆効果になることもあると資料づくりのプロ森重湧太さん。「写真やイラストをいろいろな素材集から引っ張ってくると、テイストの異なる組み合わせに違和感をおぼえる人が出てきます。それよりも、センスの良いひとつの素材集から選んだほうが、資料に統一感が出ますし、作成時間も短縮できます。私はよく『Unsplash』というサイトを利用しています」
写真を使う場合は「文章と写真はワンセット」と考え、一塊で認識してもらえるよう近くに配置する。
「写真の上に文字をのせると見にくくなるので、できるだけ避けたいところですが、写真を大きく使ってインパクトを強めたい場合は、写真の上に文字をのせても構いません。その場合は、文字の下に帯を敷くなど、見やすくする工夫を忘れずに」
説明写真なら、説明したい場所を囲んでわかりやすく表示するとよい。
「イラストを使う場合は、一番訴えたいことがイラストに埋もれてしまわないよう、落ち着いたテイストのものを選びます。さらに重要ポイントは文字を強調して目立たせます」
(1)文章と写真はセットで考える
(2)料理写真は大胆かつスタイリッシュに
(3)「囲み」を使って写真をピンポイント解説
(4)イラスト&フキダシは、今風のフォーマットに
森重湧太
東京農工大学大学院修了後、スマートキャンプ株式会社に入社。法人向け資料作成代行サービスの事業責任者兼ディレクターとして、のべ200社以上の資料作成を監修する。著書に『プレゼン資料が劇的改善 見やすい資料の一生使えるデザイン入門』(インプレス)。
東京農工大学大学院修了後、スマートキャンプ株式会社に入社。法人向け資料作成代行サービスの事業責任者兼ディレクターとして、のべ200社以上の資料作成を監修する。著書に『プレゼン資料が劇的改善 見やすい資料の一生使えるデザイン入門』(インプレス)。