2016年は、副業を解禁する企業が増えたことが話題になりました。副業なんて自分にはできそうにない。そう思っていませんか? 遊び感覚で、自分の得意技を活かして。スマホが一台あれば、いますぐ始められますよ!

「副業」と聞くと、会社に隠れてこっそりお金を稼ぐという、どこか後ろめたいイメージがあるかもしれない。しかし、ロート製薬が副業を認める制度を導入し、新たな技能の習得や人脈の形成、そして多様性を深めることが、会社の利益になるという見解を見せたことは大きな話題となった。もちろん本業に支障が出てはいけないが、本業とは別に稼げる能力を身につけることは人生を豊かにし、いざというときに身を助ける術ともなるだろう。

お金に強い女を目指す私たちもまた、本業以外で稼げる「二足のわらじ」を用意しておきたいもの。しかし、いきなり副“業”と構えるのはハードルが高い。まずは手近なものから、楽しみながら無理のない範囲で換金する、お小遣い稼ぎに慣れてみてはいかがだろう。

たとえば、身の回りにある使わなくなった物を売る、自分の得意なスキルを活かして物やサービスを売る。スマホが一台あれば、誰もが簡単に物やサービスを売買できるのだ。自分の才覚ひとつで物が売れる便利な時代、世界中があなたの顧客候補といえる。気軽にできるものから工夫が要るものまで難易度別に使えるサービスを紹介していく。

難易度別・使えるサービス3

※難易度は星3つが最高

●メルカリ
難易度:★
サービス開始時期:2013年~
販売できるもの:服、小物から家具、家電まで
販売手数料:10%
ユーザー男女比:男性4、女性6

▼今日からでも、すぐできます

まずは、自分が使わなくなった服や小物などを換金!

フリマアプリ「メルカリ」のダウンロード数は日米で5500万件、月間の流通額は100億円超、1日で50万点以上が出品されているという巨大市場だ。出品方法は簡単。スマホカメラで撮影し、商品説明を書いて出品→値段交渉を経て、購入者の決済完了を確認したら、発送すればOK!

売れた商品のうち約半数は出品から24時間以内に購入されていて、スピーディーに取引が進むのが特徴。売り値の10%が手数料として引かれる。

人気のカテゴリーは、レディースファッション(全体の26%)が1番で、次がエンタメ・ホビー(22%)。ブランドバッグや時計、中古車など高額商品の売買も増えてきているそうで、これまでに1万円以上を売り上げたユーザーは177万人も。断捨離+プチ稼ぎ入門にいかが?

●ミンネ
難易度:★★
サービス開始時期:2012年~
販売できるもの:手作り品、素材など
販売手数料:手数料10%(税抜き)
ユーザー男女比:男性1、女性9

▼ものづくりが好きな人におすすめ

NHKの連続テレビ小説「べっぴんさん」を見て、手芸熱が湧いてきた! という方の能力が発揮できるのが、国内最大のハンドメイドマーケット「ミンネ」。ユーザーの環境は8割がスマホで、名前など簡単な登録をすればすぐに出品できる。

販売できるジャンルは、アクセサリー、文房具、アートなど。出品後は、ミンネの公式ウェブメディアやツイッター、フェイスブックなどで運営会社が作品を紹介、集客してくれるというバックアップがあるのも心強い。作品が売れたときだけ、販売手数料10%(税抜き)がかかる。

最も人気のあるジャンルがアクセサリーで、3000円前後のものもよく売れるとか。月間で数百万円(材料費など含む)の販売額を誇る人気作家も!

大好きな手芸品をつくってほかの人に見てもらい、結果として対価が入るという、ハンドメイド好きにはたまらない領域なのだ。

●スナップマート
難易度:★★
サービス開始時期:2016年~
販売できるもの:スマホで撮影した写真
販売手数料:30~50%
ユーザー男女比:男性4、女性6

▼写真の腕に自信があればぜひ

スマホでよく使う機能といえば、メールやSNS、ウェブ閲覧、そしてカメラ機能だろう。そのスマホで撮影した画像を、他人に販売することができる。「スナップマート」は、スマホで撮った写真をフリマのように売買できるサイトである。

始まったばかりのサービスだが、すでに25万点以上が投稿されている。人気のジャンルは人物や季節感のある写真で、一番売れ行きがいいのは100円のもの。手数料を引いて、手元には売値の50~70%が残る。最も売れている人で、3カ月間に手取り2万円ほどの売り上げがあるそう。企業とタイアップした写真コンテストも随時開催しているので、応募して選ばれれば賞金数万円を手にすることも夢ではない。

もっと本格的に写真の才能を活かしたいならば国内最大級の写真販売サイト、「ピクスタ」でセンスを発揮するという道も!