超かんたん。LINEで割引
いつも利用しているドラッグストア。レジ待ちしている間、スマホでLINEをチェックするのが、私の習慣です。
友だちからのメッセージをみているのではありませんよ。お店の公式アカウントでクーポンが配信されていないかをチェックしているのです。
その日は全品5%引きのクーポン(一部除外品あり)を見つけてニンマリ。買い物カゴには肩凝り解消(気休め?)用の湿布薬や葛根湯など、5397円分の商品が入っていましたが、クーポンの利用でお代は5127円。270円の割引と、かなりトクした気分です。
それなのにそのお店でLINEクーポンを使う人を見たことがなく、いつも、「もったいないー」と思っています。
LINEにはお店やブランドなどの「公式アカウント」があり、お友だち登録するとお得な情報や割引クーポンが配信されることがあります。行き付けのお店と友だちになり、必要なときにLINEをチェックするだけです。
安いお店に足をのばしたり、底値を調べたり、といったマメな努力は苦手でも、これくらいならラクラク。
そんなズボラな私でも実践できる、買い物でトクする簡単な方法を挙げてみましょう。
株主優待で割引を受ける
底値をチェックするなどの手間をかけずに買い物を安く済ませるには、「株主優待券」を利用する手もあります。
たとえばイオンの株主になると、支払額の一部がキャッシュバックされるオーナーズカードがもらえます。100株保有した場合のキャッシュバック率は3%。半期で100万円までの支払いに適用され、月額5万円買い物する人なら、年間で1万8000円がキャッシュバックされる計算です。全国のイオンやダイエー、マックスバリュなど、系列店で利用できます。
100株を保有するための投資額は約16万5000円(2016年5月27日現在。以下同)です。
首都圏近郊にスーパーを展開しているエコスグループでは、100円分の株主優待券が30枚ずつ、年2回、受け取れます。必要な投資額は約13万3000円です。
身近にあって、よく利用するスーパーの運営会社が株式市場に上場しているようなら、買い物がおトクになる株主優待がないか、チェックしてみましょう。運営会社のホームページにある企業情報やIR情報で確認できますから、どの店舗で利用できるか、有効期限があるかも見ておくとよさそうです。
ただし株主優待は、業績の悪化や方針変更などで優待内容が縮小、廃止される可能性もありますし、株価が大きく下落すれば実質的には損することにもなりかねないことは念頭におきましょう。
おトクな日にまとめ買い
特定の曜日、特定の日に割引などのサービスを行うスーパーも少なくありません。
イオンやダイエー(江東区)は、毎月20日、30日が「お客さま感謝デー」で、各種イオンカードの提示またはWAONの支払いで5%オフになります(一部除外品あり)。
私の母も、その日に合わせて食料品や日用品の在庫を確認し、米や調味料、冷凍食品、飲料など、保存がきくものを中心にまとめ買いしているようです。
おトクな情報は、スーパーのレジ付近などに掲示されていることが多そう。忙しいと買い物も急ぎ足になりがちですが、近所のスーパーに同様のサービスがないか、時々は見まわしてみてください。
私が利用するスーパーでは、仕入れ先(食品メーカーなど)の協力を得て、工場見学への無料バスツアーを催行しています。買い物が安くなるというのとは違いますが、親子で参加すればちょっとしたレジャーになって、「いいアイデアだな」、と思っています。
電子マネーでポイント二重取り
ポイントカードは多くの人が利用していますが、ポイントが倍増する日などがあれば賢く利用したいものです。
WAON、Suica、nanacoなど、電子マネーで支払いができるお店なら、電子マネーをお店でチャージするのではなく、クレジットカードでチャージするのもいい方法。チャージの際にクレジットカードのポイントが貯まり、支払いの都度、電子マネーの利用ポイントも貯まる、というポイントの二重取りができます。
ただし電子マネーにチャージしてもポイントが付なかいカードもあるので、注意してください。
スーパーの利用頻度が低いなどで独自のポイントが貯まりにくい人は、共通ポイントのTポイントが貯まるスーパーを利用するのも手。マルエツやマミーマートでは、200円の買い物で1ポイント(1円相当)がつきます。Tポイントは提携先が多いので、さまざまな場面でポイントが付き、貯まりやすいと思います。
エコバッグ持参は常識?
最近はレジ袋を有料(2円~5円など)とするスーパー、レジ袋を辞退すれば会計が2円程度割引になるスーパーもあります。
買い物に行くときはもちろんですが、出かけるときはバッグの中に、小さく畳めるエコバックを忍ばせておくといいでしょう。
1989年よりライターとして活動。資産形成、投資信託、住宅ローン、保険、経済学などが主な執筆テーマ。