春は予想外の出費がかさむ季節

子どもたちは卒業・入学のシーズンですが、「思わぬ出費に頭が痛い」という家庭も多いと思います。

わが家はこの春、節目の年で、3人の子どもがそれぞれ新生活を始めます。末っ子が中学生に、真ん中の娘が高校を卒業して浪人生に、そして21歳長男も新生活を始めます。この時期、現在進行形で出費が多いので、それぞれにかかった費用を整理してみました。

末っ子は、公立小学校を卒業して公立中学校に進学

まず、末っ子から。卒業に際して、小学校の卒業対策委員を母が担当。卒業アルバム代1万6000円と、卒業対策費4000円の合計2万円を集めて、卒業対策費4000円で子どもたちへの記念品(シャープペンシル「クルトガ」と図書カード)、感謝の会や卒業式の日に贈る先生へのお花、学校への卒業記念品などを手配する任務を遂行中。ほぼ手配は終わったのですが、予算をいかに有効に使い切るか、という話し合いを重ねています。

卒業式の子どもの衣装は、中学の制服を注文したお店で上着とネクタイをレンタルして1620円、親の衣装も私がインナーを4000円くらいで買っただけ。ここは節約できたポイントでしょうか。それぞれスーツを購入すると、数万円はかかります。

卒業対策委員で企画した卒業式後の祝賀会は、午後の時間にファミリーレストランを貸切って、大人2200円、子ども1800円で行います(飲食費とゲームの景品代込み)。うちは夫婦と子で、参加費6200円。卒業式の後の週末には、保護者の懇親会(飲み会)を居酒屋で開催予定(主催は私)。この会費は4500円。これから案内を作ります。

また、末っ子はミニバスケットボールをやっていたので、そちらの行事もあります。今週行われた「6年生を送る会」では、卒業記念としてチームに自動空気入れを、お世話になったコーチたちへお花を贈りました。費用を6年生13人で割って1人2500円。コーチを囲む懇親会も行う予定で、大人5000円、子ども1500円の会費としています(うちは、家族5人参加予定で、2万1500円)。末っ子の卒業関連の出費の合計が6万320円。

末っ子の中学入学費用は、夏・冬の制服合計で6万9285円、体操着一式8900円、上履き・体育館シューズで4500円、指定のない通学バッグ・通学用の靴で1万5000円程度、入学前にかかる費用の合計は、9万7685円。

末っ子の卒業・入学にかかる費用は、15万8005円でした。

入学後に必要な費用は、給食費:月額4400円、教材費:年間8000円、PTA会費:年額2500円、校外学習費(遠足など):2000~3000円程度、教科ごとのノートや辞書類に数千円かかります。前回の記事に詳しく書きましたので、そちらも参考に。→【「公立」と「私立」中学進学にかかる費用の差は100万以上!? http://woman.president.jp/articles/-/1075

これ以外に、新生活では部活にかかる費用、新たに塾に通う費用(多分、月に3~4万円程度)がかかってくると思われます。その代り、今まで続けてきたスイミングをやめることにしたので、月謝の7000円がマイナスになります。

都立高校を卒業した娘は、浪人が決定

高校の卒業式を終えた娘は、大学受験が思うようにいかなかったため、浪人してあと1年勉強することに。

娘の卒業費用は、アルバム代が2万円程度、卒業式後に学校内で保護者代表が主催して「卒業を祝う会」の会費が3000円、子どもたちで卒業式後に焼き肉屋に行ったのが3500円、今週クラスのメンバー30数人と1泊で卒業旅行に行く費用が1万円かかります。制服がある学校だったため、特別に袴などを借りる費用はかかりませんでした。卒業にかかった費用は、合計3万6500円。

春から河合塾生になる娘は、私立大文系コースなので、年間授業料は67万円。高校3年時も河合塾に通っていたので、入学金の10万円は免除です。

浪人生になる娘の卒業・入学にかかる費用は、70万6500円でした。

これ以外にも、予備校に通う通学定期代が月に7500円程度かかります。これに夏期講習、直前講習などの費用約30万円、各種模試、参考書の費用などがかかってくる予定です(それ以前に、1~2月には大学受験の費用も相当かかっているのですが、ここでは含めないことにします)。

同級生は大学4年になる年の長男は再スタート

21歳の長男は、1浪して入った大学を1年時に辞めてしまっていたので、今年は3度目の大学受験に挑戦。教育系の学部に合格し、これから教員免許の取得を目指すことになりました。長男の場合は、卒業費用はかかりませんが、入学金25万円と施設設備費20万円、教育研究諸料約20万円、前期の授業料約40万円などで合計101万5100円。さらに、1人暮らしも2年経ち、更新時期だったため、大学の近くへ引越します。新たに部屋を借りる費用が、3月の日割り家賃、4月の家賃、仲介手数料、2年分の保険料も含めて28万6554円。家賃は6万2000円、共益費3000円、水道代1500円という物件です(引っ越し費用も数万円かかるはずですが、まだ金額がわかりません)。

長男の新生活の費用は、130万1654円。

入学式用のスーツは、以前に買ったもので大丈夫でしょうが、やはり、入学後には教科書代や通学定期代がかかってきます。本人もバイトをしながらの通学になりますが、けっこう授業がタイトなはずなので、バランスをとっていく必要がありそうです。

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卒業・入学にかかった費用(2016年3~4月、生島家の場合)

結局、わが家が3~4月で支払った、あるいは支払う予定の額が約217万円もあることがわかりました。子どもたちが大学に行く費用はある程度貯めていましたが、浪人生やこれから大学生活をスタートさせる長男もいるので、なかなか計画通りには進みません。

 

この季節には、「春の特別予算」の計上がおすすめ

このように、春は子どもの費用が想定外にかかる時期。いつもの月の予算の範囲ではやりくりできない出来事がたくさんあります。必要なものばかりなので、出さないわけにもいきませんし、節約することもできないところが苦しいですね。しかも、子どもの年齢が上がるほど、かかる額が大きくなります。

子どもがいるご家庭は、春は出費があることを想定しておき、家計の中で「春の特別予算」を、あらかじめ計上しておくことをおすすめします。月々の予算を削って少しずつ貯めておくのがベストですが、それが難しい場合は、ボーナスをとっておく、貯蓄の一部を使うなどでやりくりを。予算をとっておいて使わなかったら、貯蓄に回すことができます。

また、4月から支出内容も変わってくるので、家計の見直しが必要な時期でもあります。子どもの学費や交通費など、新年度から変わる定期支出の額を把握して、家計運営がつまずかないように、考えていきましょう。

フリーライター 生島典子(いくしま・のりこ)
投資信託の運用会社、出版社勤務を経て独立し、2004年よりライター・編集者として活動。子育て、家計、住まい、働き方などが主な執筆テーマ。好きなことは、出産と住宅ローン。3人の子どもを助産院で出産した経験あり。