著書がミリオンセラーになった、近藤麻理恵さんの「一度片づけたら、絶対にリバウンドしない」方法として注目される“ときめき片づけ法”。「日本ときめき片づけ協会」理事である安藤 貢さんに、ただの片づけではなく、人生が好転するといわれる片づけ法を教えてもらった。
ときめきを判断材料に捨てる・片づける・収納する、を終わらせる
片づかないのは不要なものがあふれているせい。まずはいらないものを捨て、一気に、短期間に、完璧に片づけてしまえば、その人の考え方や生き方、そして人生までが劇的に変わります。片づけたことで、「過去に片をつける」ことができるからです。
家と体はつながっています。家が片づいてすっきりすれば、ストレスもなくなります。「ときめくかどうか」を判断基準に、本当に必要なものだけを身の回りに残す。その結果、人生で何が必要で何が不要なのか、何をやるべきで何をやめるべきなのかが明確に。それは、ものをとおして自分と対話する作業から得られる効果。ときめき片づけ法であなたも運を引き寄せて。
・やりたいことが見つかる
・生き方が変わる
・人生が変わる
・自信が生まれる
・明るい未来が信じられる
・やせる
・キレイになる
片づけの3ステップ
(1)まずは触れて、ときめくか確認
片づけは、不要なものを捨てることから始めます。ポイントは、ものを一つ一つ手に取り、ときめくかどうかを確認すること。見ただけではダメ。必ず手に取って確認を。
(2)ときめかないものは感謝して手放す
必要だと思っていても、実際に触れてみてときめかないものは意外と多い。一つ一つ体に確認させて、ときめかないものは感謝して手放して。「いつか使う」は一生ありません。
(3)ときめくものだけをしまう
部屋もものも自分が幸せになるために存在していなければ意味がありません。心がときめくものだけに囲まれた生活が理想。片づけで人生がリセットされ、新たな生活がスタート。
家の場所別・片付け法
【玄関】玄関は余計なものを置かずにすっきりと
玄関は家の顔。玄関を見ただけで、その家の押し入れの中まで想像できてしまうもの。玄関に靴を出しっぱなしにせず、出すのは家族の人数分まで。たたきにはものを置かず、風通しよく。
【キッチン・洗面所】流し台の上は掃除がしやすいように何も置かない
キッチンも洗面所もきれいさを維持するのが難しく、カビが発生しやすい場所。流し台の上はスッキリさせ、掃除のしやすさをいちばんに考えて。飛び散った水滴はこまめに掃除を。
【衣装ダンス】下着はVIP待遇で格上の収納を
下着の扱いとその人からにじみ出る雰囲気は一致するもの。だから、ブラはVIP扱いで収納。カップはつぶさず、ショップのように色をグラデーションで並べると、ときめきアップ!
ワコールでは、不要になったブラを回収し、環境に優しい産業用固形燃料にリサイクルする活動を行っています。期間は2016年3月31日まで。国内百貨店、下着専門店などでブラ・リサイクルバッグを受け取り、回収店舗に持参して。
【デスク】デスク上にものは置かず、引き出しは整理整頓
ものを積み上げるのは収納ではありません。必要なものをすぐに取り出すには立てて収納。ノートパソコンやキーボードも立てて。引き出しの中は、箱などで区切って整理整頓を。
【お財布】お財布は大切に扱い、毎日定位置にしまう
貴重品の中でも大切に扱うべきはお財布。ほかとは別格の丁寧な扱いが必要です。外出先から戻ったら、レシートなどを取り出して定位置に。箱に入れるとVIP感がUP!
【思い出】大切な思い出はいつでも見られるように
いちばん捨てづらく片づけにくいのが思い出。ときめかない写真やぬいぐるみなどは白い紙袋に入れてていねいに処分。ほかはいつでも見られるように、スクラップブックにまとめて。
一般社団法人 日本ときめき片づけ協会 代表理事。近藤麻理恵(こんまり)さんのレッスン受講後、2013年から秘書兼講師などで活動。14年「日本ときめき片づけ協会」発足時理事、現在に至る。近藤麻理恵さんの著書『人生がときめく片づけの魔法』(サンマーク出版)はベストセラーに。