風水師 李家幽竹がおしえる「運のため方・鍛え方」

運のいい人と悪い人は確かに存在するよう。ただし、それは生まれついてのものではない。風水では、運は“つくり出すもの”。運を鍛えるための手引である風水。陰陽五行の法則で幸せを手に入れて！

陰陽五行説が基本。欲しい運を自分から取りに行って

風水では、「人は環境によって生かされている」と考え、環境を整えることで運を呼び込みます。風水の基本は「陰陽」と「木火土金水」の五行をバランスよく取り入れること。

例えば金運は、五行でいえば「金」の気。風水では「金は土の中から生まれ、水に交わり増える」という法則があり、つまり、金運を上げるには「金」を生み出す「土」と「水」、2つの気が必要です。また、「陰陽」は、「男・女」「明・暗」のように、相反する性質であり、お互いに支え合うことで成り立っています。運気をいい方向に導くためには、お互いのバランスをうまく保つことが大切です。

風水を実行するにあたり「こうしなくてはならない」と自分に負荷を掛けると、その気持ちが、かえって運に負担をかけてしまいます。ストレスにならない程度に「これならできそう」と思えることから取り組んでみましょう。また、変化を恐れず、むしろ変化を楽しむ姿勢も大切です。自分の運を生かし、その運をどんどん鍛えて、ためていきましょう。

まずはベースとなる住まいを清浄に、居心地よく整えて

【基本】
住まいは、食事を取り、体を休め、英気を養う場所。運を生み出すベースとなり、外から持ち帰った運をためる場所となります。運のいい人でいたいなら、まずは自分の住環境に目を向けましょう。家が散らかっていたり、不要なものをため込むのは、悪運をため込むのと一緒。悪運がいっぱいで良い運が入ってこられなくなります。そして、人は空間の印象が自分に反映されます。どんなに身ぎれいにしていても、家が汚れていれば、その人の印象は決してよくなりません。また、家の中が散らかり放題の人は、外で取ってきた運が定着せず、運がすぐに尽きてしまいます。家を清浄に保ち、居心地よく整えておけば、普通に生活しているだけで運が知らず知らずのうちによくなっていきます。

【開運行動】
運のいい人は、いつも笑顔でいられる人。風水では「笑っている人のそばに悪運は寄りつかない」といわれ、運を引き寄せるとともに強力な魔よけの効果も。常に楽しく過ごすように心掛けて。悪運を流すという意味では、入浴もオススメ。その日ため込んだ悪い気を流すことができるからです。湯船に必ずつかるようにしましょう。人は寝ている間に、ため込んだ悪い気を浄化し、さまざまな運気を吸収しながら新しい運気を生み出します。笑顔や入浴、睡眠……ちょっとした行動の積み重ねが、運のいい人をつくります。募金や寄付、ボランティアなど、人のためになる「いいこと」をするのも開運行動。気負わず、「当たり前のこと」としてさらりと行って。それが自分の「徳」になり、グレードを押し上げてくれます。

【仕事運】
成功している人に共通するのは、行動力があるということ。面倒な用件ほど後回しにしたいところですが、それは運気を落とす行動。そして、不要な書類やメールを放置しているのはNG。古い書類やいらないメールをため込んでいると、「動」の気が重くなり、行動力が落ち、人間関係にも悪影響が出ます。机の上や引き出しの中はいつも整理し、いらない書類やメールは捨てる、これを行うだけで仕事運は向上します。また、男女ともにバッグや靴に気を使わない人は出世運がダウンします。

【持ち物】
バッグは行動して得た運をため込み、チャンスにつなげるアイテム。重いバッグは行動力をダウンさせ、チープなイメージのものはステータスを落とすことにつながります。また、中が整理されておらず、必要なものがすぐに取り出せないようでは、タイミングの悪い自分をつくってしまいます。

【恋愛運】
布は縁の気を持つもの。きれいな状態であっても着ない服をいつまでもとっておくと出会い運がダウンし、流行遅れの服は時の運をなくす要因に。古い下着や3年着ていない服などは処分して。